2021-01-24
「中身」が大事
皆さんは「付録付き雑誌」を購入した事はありますか?


ええ、過去にも買ってますよ・・・
でも、こういうのは一つあれば充分。
幾つもいりません。
しっかし。

これは、お得すぎる・・・・!

アロマテラピー専門店の「生活の木」のラベンダーの天然オイルつき!
創刊号特別価格 499円!
生活の木のフランス産のラベンダーオイルは10ml で税込 2,200円もします。
なのに、付録のオイルは8ml入りなのに、雑誌もついて499円


私は寝る前にコットンに数滴オイルを垂らし、アイピローの上に置いて眠りにつきます。

ラベンダーには緊張を和らげ、心身を深くリラックスさせる作用があり不眠にも効くのです。

こんな感じ。
寝酒をしなくなったので、なかなか眠りにつけなくなった時に試したら「す~・・・」っと吸い込まれるように眠りにつけました。

夏場は清涼感のあるミント
最初に買ったミントのオイルはかなり香りが強かったのですが、次に買ったのは優しい香り過ぎて個人的にはいまいちですねぇ

2mlづつ入ったいろんな香りのアロマオイルも買って毎晩香りを選んで使っていますが、やっぱり、私にはラベンダーが一番しっくりきます。
しっかし、だからと言ってお高いオイルはそうそう買えないしぃ・・・
で、499円。
そりゃ、買うでしょ

ラベンダーは「万能」と言われるほど用途が広く、アロマオイル初心者にお勧めのオイルです。
不眠やストレス、バランス調整、緊張状態、筋肉痛、頭痛などを感じたときに最適です。
しかし、創刊号だけあって内容は初級編ですでに知っている内容ばかり。

ああ・・・
付録だけ売って~!

同じ書店で3冊買ったので、もう・・・違う書店かネット注文しかない
せっかく編集された本を読まない心苦しさ・・・
誰か・・・
本だけいります?
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theme : **暮らしを楽しむ**
genre : ライフ
2020-01-11
あの呪文の秘密
皆さんは、聞いたことがあります?
「アブラカダブラ」
年齢がバレそうだけど、米米クラブが歌ってたな~・・・みたいな
そんな、意味はわからないけど、なんとなく誰もが知っている呪文にはちゃんと意味があったそうです。
しかも、ギリシア・ローマ時代にはすでに呪文として使われていたとかで、か~なり歴史が・・・
もとは、災いや病気を払う呪文であり、医師がこの呪文を唱えながら羊皮紙に逆三角形に書いていったといいます。

※「アブラカタブラ」のアルファベット表記「ABRACADABRA」を三角形のかたちで、その文字が1文字ずつ減っていくように書き、それをお守りにしていたようです。
「ABRACADABRA」を1文字ずつ減らして書いていくと、上辺には「ABRACADABRA」、左辺は「AAAAAAAAAAA」という文字が並ぶのですが、文字が減少する右辺も「ABRACADABRA」という文字の並びになります。
アブラカダブラはアラム語(現在はシリア・トルコなどにわずかに話者がいるだけで、かつては西アジアから東ヨーロッパで古くから使われていた言語)、ヘブライ語が語源と言われています。
アラム語はメソポタミアで紀元前から用いられていた言葉で、「私は言葉のごとく物事をなせる」という言葉とおり、言葉によって何か作用を起こしてしまう、まさしく「魔法の言葉」としての意味があります。
アラム語の語源説にはもうひとつあって、「この言葉のようにいなくなれ」という説もあります。「アブラカタブラ」が病気の治療にも使われていたことを示唆しています。

「世界のラッキーアイテム77」という本は、10年くらい前に買った本で、アブラカダブラの話じたいは知っていたのですが・・・。
このたび「具体的な使い方」を紹介した本を見つけました・・・。
し、白魔術の本です。
やば~い!
こわ~い!
でも、ちょっと読んでみた~い!(ま、やらないけど)

ブックオフの110円コーナーで見つけました

いや~・・・
実際に本に基づいてやってみよう!とは思わないけど「あの言葉に意味があったんだ~」と驚きでした。
ちなみに、「アリ・ババと40人の盗賊」の話の中に出てくる「開け、ごま!」はアラビア語では、「イフタフ(開け)、ヤー(呼びかけの間投詞)・シムシム(胡麻)」。
お話の中ではこう唱えると、盗んだ宝物が隠された洞窟が開きました。
中近東地域では、ごまは油を搾るための重要な農作物として広く栽培されており、貴重な財源=宝物として重用されていました。お話のなかにも「魔法の霊験に通じる神秘なごま」という表現があり、ごまには神秘な力があると信じられていたようです。

「本にかけるお金は無駄じゃない」と思っているので(言い訳)、ついつい古本屋に行ってしまいます(そして本棚に入りきらない)。
まず、110・220円コーナーのさまざまなジャンルの棚を端から端までチェック。
ときどき、定価では絶対に買わないような面白い本に出会えます。
「アブラカダブラ」
年齢がバレそうだけど、米米クラブが歌ってたな~・・・みたいな
そんな、意味はわからないけど、なんとなく誰もが知っている呪文にはちゃんと意味があったそうです。
しかも、ギリシア・ローマ時代にはすでに呪文として使われていたとかで、か~なり歴史が・・・
もとは、災いや病気を払う呪文であり、医師がこの呪文を唱えながら羊皮紙に逆三角形に書いていったといいます。

※「アブラカタブラ」のアルファベット表記「ABRACADABRA」を三角形のかたちで、その文字が1文字ずつ減っていくように書き、それをお守りにしていたようです。
「ABRACADABRA」を1文字ずつ減らして書いていくと、上辺には「ABRACADABRA」、左辺は「AAAAAAAAAAA」という文字が並ぶのですが、文字が減少する右辺も「ABRACADABRA」という文字の並びになります。
アブラカダブラはアラム語(現在はシリア・トルコなどにわずかに話者がいるだけで、かつては西アジアから東ヨーロッパで古くから使われていた言語)、ヘブライ語が語源と言われています。
アラム語はメソポタミアで紀元前から用いられていた言葉で、「私は言葉のごとく物事をなせる」という言葉とおり、言葉によって何か作用を起こしてしまう、まさしく「魔法の言葉」としての意味があります。
アラム語の語源説にはもうひとつあって、「この言葉のようにいなくなれ」という説もあります。「アブラカタブラ」が病気の治療にも使われていたことを示唆しています。

「世界のラッキーアイテム77」という本は、10年くらい前に買った本で、アブラカダブラの話じたいは知っていたのですが・・・。
このたび「具体的な使い方」を紹介した本を見つけました・・・。
し、白魔術の本です。
やば~い!
こわ~い!
でも、ちょっと読んでみた~い!(ま、やらないけど)

ブックオフの110円コーナーで見つけました

いや~・・・
実際に本に基づいてやってみよう!とは思わないけど「あの言葉に意味があったんだ~」と驚きでした。
ちなみに、「アリ・ババと40人の盗賊」の話の中に出てくる「開け、ごま!」はアラビア語では、「イフタフ(開け)、ヤー(呼びかけの間投詞)・シムシム(胡麻)」。
お話の中ではこう唱えると、盗んだ宝物が隠された洞窟が開きました。
中近東地域では、ごまは油を搾るための重要な農作物として広く栽培されており、貴重な財源=宝物として重用されていました。お話のなかにも「魔法の霊験に通じる神秘なごま」という表現があり、ごまには神秘な力があると信じられていたようです。

「本にかけるお金は無駄じゃない」と思っているので(言い訳)、ついつい古本屋に行ってしまいます(そして本棚に入りきらない)。
まず、110・220円コーナーのさまざまなジャンルの棚を端から端までチェック。
ときどき、定価では絶対に買わないような面白い本に出会えます。
2019-06-30
知られざる、雨の名前
古本屋で懐かしい本を見かけ、つい買ってしまいました。

「雨の名前」だとか「空の名前」だとか、「〇〇の名前シリーズ」の本が話題になったときがありました。
印象的な雨の風景や珍しい空の様子など、まるで歌のタイトルのような雨や空の名前がたくさん並んでいました。

雨の名前だけでも442語。写真は148点、詩とエッセイが35篇という贅沢な内容で、2,400円+税。
何度か書店でパラパラ見かけて結局買えなかった本・・・。
それが、時を経て、古本屋で200円で売られているなんて・・・。
「四季の雨」で春夏秋冬、季節知らずの雨など、本の内容はまさに「雨づくし」。
せっかくなので、心惹かれた「夏の雨」から雨の名前を拾ってみましょう

●雨濯(うたく)
陰暦6月の雨。「濯」は洗う意味で、みな洗い流してしまうほどに降る雨。
派生語に「濯枝雨(たくしう)」。木の枝を洗うがごとき大雨の意味。
●脅し雨
東京都八丈島で、にわか雨のことを言う。雲上で雨師の童子がいたずらを仕掛けたか。
「脅し」という言葉とは裏腹に、どこかユーモラスな響きがある。
●御雷様雨(おらいさまあめ)
宮城県石巻で、にわか雨、夕立のことを言う。お天道さま、お月さま、雷さま・・・。気象を神のサインととらえていた時代の残照だろう。
●早天の慈雨(かんてんのじう)
「早」は日照り。日照り続きだったところへ降る恵みの雨の事。
ここから派生して、困難なときに救いに恵まれる事、また、待ち望んでいたものが叶えられるという事。

●牛脊雨(ぎゅうせきう)
牛の背の片一方は雨、反対側は日が差しているという意味で、晴雨域をはっきり分けている雨を言う。
同様表現に「夕立は馬の背を分けて降る」というのがある。
●銀竹(ぎんちく)
矢ではなく、竹のように見える銀の雨とは、大粒の烈しい夕立であろう。
ここでいう竹は群生する篠竹の風情か。
●くかるあまーみ
沖縄県池間地方の言葉。夏に降る、塩辛さを感じさせない雨。
●薬降る
陰暦5月5日には薬草を採る習慣があったことから「薬日」(くすりび)と称された。
この日の午の刻(正午)に雨が降ることを言う。
その雨が竹の節にたまったものを神水ともいい、薬を作るのに用いられた。
また、雨のかかった薬草はよく効くと珍重がられた。
●筍梅雨
もともと伊勢や伊豆地方の船乗りの言葉で、筍の出るころに吹く東南風のことだった。
雨を多くともなうことから、筍が生え始めるころに降り続く長雨を言うようになった。
類語に「菜種梅雨」「山茶花梅雨」。

●蝦夷梅雨(えぞつゆ)
梅雨がないと言われている北海道でたまに見られる梅雨の現象。
梅雨前線の抜け方によるが、とくに本州に近い道南地方で年によっては雨量が多くなるものを、あえてこう名付けた。
●男梅雨
ザーッと激しく降ってはサッと止むことを繰り返す明快・陽性型の梅雨。
一時代前の快男児のイメージ。
●女梅雨
しとしとと長く降り続く型の梅雨。
一時代前のしとやかな女性のイメージ。

「雨の名前」
内容紹介
世界中で最も「雨」の好きな人種、それは日本人だ。短歌をはじめ、俳句、小説、民謡、はては歌謡曲まで、雨をテーマにしたものは数え切れない。その表現も北と南、都市と農村など生活の場の違いによって多彩な顔をみせる。本書では、古来からの「雨の名前」をキーワードに、詩と短文・写真で、現代日本人の暮らしのネッコに迫る。カラー版で楽しむ「辞典+歳時記+エッセイ+写真集」。
(Amazonより)

「雨のあるシチュエーション」としたら、この曲が好きです。
theme : **暮らしを楽しむ**
genre : ライフ
2018-04-12
飾りじゃないのよ、ジュエリーは
仏像やら宗教やらはまったく詳しくなく、特に興味があるわけでもないのですが・・・。
タイ時代に遺跡を見に行ったり、帰国後もダンナの御朱印めぐりなどで仏像を見ると気になることがありました。
それは、お顔の表情やたたずまい以外に「身につけているオリエンタルな装飾品」。
しかも、装飾品をつけている仏像もあれば、つけていないものもある・・・。
これはいったい、ナゼだろう?とも思っていました。
そんな時、偶然図書館でこの本を見つけたのです。

阿修羅のジュエリー
まねしてみたい!アシュラのファッション。
だれもがよく知っている国宝「阿修羅像」――しかし「顔」と「ポーズ」にばかり気を取られ、「飾り」を見逃していませんか?
仏像から聖母マリア、ルネサンスの貴婦人、近代名画のサロメ、シュリーマン発見の財宝など、東西の聖なるフィギュアを飾った、
ジュエリーから携帯ストラップまでを、豊富なカラー図版や楽しいイラストとともに、読み解きます。
内容(「BOOK」データベースより)
金色のネックレスに花柄の巻きスカート―よく見れば、阿修羅像は、こんなにおしゃれで、かっこいい。仏像から西洋絵画まで、ジュエリーから携帯ストラップまで、「装飾」から読み解く、常識をくつがえす魂の文明史。
(Amazonの商品説明より)
まず、阿修羅像は何か・・・というと

阿修羅像
梵語(ぼんご)(古代インド語)のアスラ(Asura)の音写で「生命(asu)を与える(ra)者」とされ、また「非(a)天(sura)」にも解釈され、まったく性格の異なる神になります。ペルシャなどでは大地にめぐみを与える太陽神として信仰されてきましたが、インドでは熱さを招き大地を干上がらせる太陽神として、常にインドラ(帝釈天)と戦う悪の戦闘神になります。仏教に取り入れられてからは、釈迦を守護する神と説かれるようになります。
像は三面六臂(さんめんろっぴ)、上半身裸で条帛(じょうはく)と天衣(てんね)をかけ、胸飾りと臂釧(ひせん)や腕釧(わんせん)をつけ、裳(も)をまとい、板金剛(いたこんごう)をはいています。
(興福寺のHPより)
阿修羅とは、インドの古い言葉で「アシュラ」や「アスラ」と呼ばれていたものが中国に伝わり、漢字の発音に移されて「阿修羅」となったそうです。
インド神話では、最高の神と戦う悪神とされましたが、のちに仏教では釈迦の教え諭しを聞き、仏教の守りてとなった代表的な8人グループ「八部衆」に入って崇められてきました。
{八部衆}
インドの悪鬼が改心し、釈迦の家来に。古代インドの悪神・鬼が釈迦に教化されて仏教に帰依し、仏法を護る善神となること。

阿修羅像は6本の腕があり、その腕すべてに、首に頭に足元に・・・と「これでもか!」というほど装飾品をつけています。
また、身なりも華やかです。
装飾品は、胸飾(ネックレス)・臂釧(腕輪:ブレスレット)・腕釧(手首にはめるブレスレット)・板金剛(サンダル)・裙(スカート)などなど・・・

しかし、こういった装身具を身に着ける仏像は阿修羅像に限らず、奈良時代の仏像に多くみられるそうです。

仏の世界は4つの階層に分かれているそうです。
●如来:悟りに至った者
●菩薩:悟りを開く前の修行中の身
●明王:如来の化身
●天:もともとインドの鬼や悪神だった者(阿修羅もこの地位)
如来は悟りの境地に達した者なので、何の装身具もつけていませんが、菩薩像は、悟りに達する前の修行している釈迦がモデルとなっています。
出家以前の釈迦はインドの王族なので華やかでゴージャスな貴族の格好をしています。

う~ん、悟りの境地まで行くと身を飾るものなど必要がなくなるのでしょうか

ちょこっと調べてみたけど、奥が深すぎて薄っぺらい記事になってしまいました
いろいろと詳しく書かれているので、興味のある方はどうぞ・・・↓
仏像のかたち


せっかく図書館に行ったので、他にも本を借りました。

芸術は自然の模倣にしかすぎないことがよく分かる、
スーパー・ヴィジュアル・ブック!
「石の科学」から「石の美学」へ。
小社刊『不思議で美しい石の図鑑』の著者にして世界的瑪瑙コレクターが
新たに撮り下ろした瑪瑙など、美しい石の断面写真で編んだ、
ミクロな世界に展開する、ネイチャー・ミュージアム。
石の中に隠されていた草花、抽象画、寺院や塔など、
<悠久の時>という筆が描いた無限の色彩と模様が繰り広げるアートの世界。
硬い殻の中に秘められていためくるめく造形美が、いま、白日の下にあらわれ出でる! !
(Amazonより)
「芸術は自然の模倣にしかすぎないことがよく分かる」
この本を見ると納得です。
宝石とは美しいってだけでなく、富の象徴だとか見栄だとか自分の欲を満たす存在みたいな気がするけど、やっぱり単純に「うわ~!何これ?めっちゃ綺麗!」という純粋に感動します。

マラカイト(孔雀石)の模様
マラカイトは洞察力を高めるとか、持ち主の危険を察知して身を守って割れるお守りの石・・・とか言われますが、この深い緑の大きな目玉模様がそういう印象を抱かせるのでしょうかね~

ウェーブ・ドロマイト(岩灰石)
石炭石が変質したもの。「砂漠の嵐の石」という別名も・・・。

レース・アゲート(めのう)


ジャスパー
パワーストーンという言葉がありますが、自然にできた説明のつかない美しい模様や色、輝きなどに古代の人は神秘を感じたのではないですかね~
「説明できない神秘的な美しさ」を生み出せるのはきっと、神様のお力に違いない・・みたいな?
数々の神話、例えば日食とか月食とかって現代ではそのメカニズムを説明できるけど、説明できない時代はただただ恐ろしく、不思議な現象でやはり「神の・・・」とかいう発想になったのかな?
ギリシャ神話とかも、まともに読むと「どうやったらそういう思考になるわけ?展開、おかしくね?」とか思いますけどね~
パワーストーン
パワーストーンとは、宝石(貴石・半貴石)の中でもある種の特殊な力が宿っていると考えられている石のこと。その石を身に付けるなどしていると良い結果がもたらされると愛好家などから信じられている。
科学的合理主義の立場からは、そのような力が存在することは証明されていないため、疑似科学かオカルトのようなもの、または個人的な意思で信仰するお守りと同じレベルとして考えられている。
「パワーストーン」という言葉は、和製英語である。 英語圏では、鉱物結晶を意味する"Crystal"や、宝石を意味する"Gemstone"という表現が用いられるが、日本ではこれらに属する一部の石などが「パワーストーン」と呼ばれる。
(ウィキペディアより)
タイ時代に遺跡を見に行ったり、帰国後もダンナの御朱印めぐりなどで仏像を見ると気になることがありました。
それは、お顔の表情やたたずまい以外に「身につけているオリエンタルな装飾品」。
しかも、装飾品をつけている仏像もあれば、つけていないものもある・・・。
これはいったい、ナゼだろう?とも思っていました。
そんな時、偶然図書館でこの本を見つけたのです。


まねしてみたい!アシュラのファッション。
だれもがよく知っている国宝「阿修羅像」――しかし「顔」と「ポーズ」にばかり気を取られ、「飾り」を見逃していませんか?
仏像から聖母マリア、ルネサンスの貴婦人、近代名画のサロメ、シュリーマン発見の財宝など、東西の聖なるフィギュアを飾った、
ジュエリーから携帯ストラップまでを、豊富なカラー図版や楽しいイラストとともに、読み解きます。
内容(「BOOK」データベースより)
金色のネックレスに花柄の巻きスカート―よく見れば、阿修羅像は、こんなにおしゃれで、かっこいい。仏像から西洋絵画まで、ジュエリーから携帯ストラップまで、「装飾」から読み解く、常識をくつがえす魂の文明史。
(Amazonの商品説明より)
まず、阿修羅像は何か・・・というと


梵語(ぼんご)(古代インド語)のアスラ(Asura)の音写で「生命(asu)を与える(ra)者」とされ、また「非(a)天(sura)」にも解釈され、まったく性格の異なる神になります。ペルシャなどでは大地にめぐみを与える太陽神として信仰されてきましたが、インドでは熱さを招き大地を干上がらせる太陽神として、常にインドラ(帝釈天)と戦う悪の戦闘神になります。仏教に取り入れられてからは、釈迦を守護する神と説かれるようになります。
像は三面六臂(さんめんろっぴ)、上半身裸で条帛(じょうはく)と天衣(てんね)をかけ、胸飾りと臂釧(ひせん)や腕釧(わんせん)をつけ、裳(も)をまとい、板金剛(いたこんごう)をはいています。
(興福寺のHPより)
阿修羅とは、インドの古い言葉で「アシュラ」や「アスラ」と呼ばれていたものが中国に伝わり、漢字の発音に移されて「阿修羅」となったそうです。
インド神話では、最高の神と戦う悪神とされましたが、のちに仏教では釈迦の教え諭しを聞き、仏教の守りてとなった代表的な8人グループ「八部衆」に入って崇められてきました。
{八部衆}
インドの悪鬼が改心し、釈迦の家来に。古代インドの悪神・鬼が釈迦に教化されて仏教に帰依し、仏法を護る善神となること。

阿修羅像は6本の腕があり、その腕すべてに、首に頭に足元に・・・と「これでもか!」というほど装飾品をつけています。
また、身なりも華やかです。
装飾品は、胸飾(ネックレス)・臂釧(腕輪:ブレスレット)・腕釧(手首にはめるブレスレット)・板金剛(サンダル)・裙(スカート)などなど・・・

しかし、こういった装身具を身に着ける仏像は阿修羅像に限らず、奈良時代の仏像に多くみられるそうです。

仏の世界は4つの階層に分かれているそうです。
●如来:悟りに至った者
●菩薩:悟りを開く前の修行中の身
●明王:如来の化身
●天:もともとインドの鬼や悪神だった者(阿修羅もこの地位)
如来は悟りの境地に達した者なので、何の装身具もつけていませんが、菩薩像は、悟りに達する前の修行している釈迦がモデルとなっています。
出家以前の釈迦はインドの王族なので華やかでゴージャスな貴族の格好をしています。

う~ん、悟りの境地まで行くと身を飾るものなど必要がなくなるのでしょうか

ちょこっと調べてみたけど、奥が深すぎて薄っぺらい記事になってしまいました


仏像のかたち


せっかく図書館に行ったので、他にも本を借りました。

芸術は自然の模倣にしかすぎないことがよく分かる、
スーパー・ヴィジュアル・ブック!
「石の科学」から「石の美学」へ。
小社刊『不思議で美しい石の図鑑』の著者にして世界的瑪瑙コレクターが
新たに撮り下ろした瑪瑙など、美しい石の断面写真で編んだ、
ミクロな世界に展開する、ネイチャー・ミュージアム。
石の中に隠されていた草花、抽象画、寺院や塔など、
<悠久の時>という筆が描いた無限の色彩と模様が繰り広げるアートの世界。
硬い殻の中に秘められていためくるめく造形美が、いま、白日の下にあらわれ出でる! !
(Amazonより)
「芸術は自然の模倣にしかすぎないことがよく分かる」
この本を見ると納得です。
宝石とは美しいってだけでなく、富の象徴だとか見栄だとか自分の欲を満たす存在みたいな気がするけど、やっぱり単純に「うわ~!何これ?めっちゃ綺麗!」という純粋に感動します。

マラカイト(孔雀石)の模様
マラカイトは洞察力を高めるとか、持ち主の危険を察知して身を守って割れるお守りの石・・・とか言われますが、この深い緑の大きな目玉模様がそういう印象を抱かせるのでしょうかね~

ウェーブ・ドロマイト(岩灰石)
石炭石が変質したもの。「砂漠の嵐の石」という別名も・・・。

レース・アゲート(めのう)


ジャスパー
パワーストーンという言葉がありますが、自然にできた説明のつかない美しい模様や色、輝きなどに古代の人は神秘を感じたのではないですかね~
「説明できない神秘的な美しさ」を生み出せるのはきっと、神様のお力に違いない・・みたいな?
数々の神話、例えば日食とか月食とかって現代ではそのメカニズムを説明できるけど、説明できない時代はただただ恐ろしく、不思議な現象でやはり「神の・・・」とかいう発想になったのかな?
ギリシャ神話とかも、まともに読むと「どうやったらそういう思考になるわけ?展開、おかしくね?」とか思いますけどね~


パワーストーンとは、宝石(貴石・半貴石)の中でもある種の特殊な力が宿っていると考えられている石のこと。その石を身に付けるなどしていると良い結果がもたらされると愛好家などから信じられている。
科学的合理主義の立場からは、そのような力が存在することは証明されていないため、疑似科学かオカルトのようなもの、または個人的な意思で信仰するお守りと同じレベルとして考えられている。
「パワーストーン」という言葉は、和製英語である。 英語圏では、鉱物結晶を意味する"Crystal"や、宝石を意味する"Gemstone"という表現が用いられるが、日本ではこれらに属する一部の石などが「パワーストーン」と呼ばれる。
(ウィキペディアより)
theme : ハンドメイドの作品たち
genre : 趣味・実用
2018-04-09
大人の自由研究 美しい貝殻

いつからか、天然石以外にも貝とか木材の美しさに惹かれるようになりました。

人間の手で着色されたのではなく、自然の恵みの色・・・。

それがいったいどんな貝なのか知りたくて久々に図書館に行きました。

螺旋を巻くチマキボラ、イチゴのようなイチゴナツモモ…色鮮やかな貝殻、形が美しい貝殻などコレクションしたくなる世界の貝殻をカラー写真とともに解説。巻末には「日本産貝殻ガイド」もあり、手にとってみたくなる海辺の宝物を約200種紹介する。
(学研「美しい貝殻」より)

「夜光貝」と言っても発光するわけではなく、屋久島で採取されたことから「屋久貝」がいつしか訛って「ヤコウガイ」と呼ばれるようになったそうです。
殻表は緑と褐色の斑点に覆われ、磨き落とすと美しい真珠層が現れます。
この真珠色の光沢の部分を切り出して漆器や木材の彫刻にはめこむ技術が「螺鈿(らでん)」と呼ばれる技術だそうです。
この「螺鈿細工」は、中尊寺金色堂をはじめ、平等院鳳凰堂といった日本を代表する建築物に多用されており、東大寺の正倉院に収蔵されている琴や鏡にもこの夜光貝の螺鈿が使われているそうです。
また、隣のページに載っていたクジャクアワビも同じく螺鈿細工に使われているそうです。

しかし、貝殻の図鑑って全然置いてないんですよ~
これが、海のある街だと違うんですかね・・・↓


ケープ真鶴の貝類博物館


関西には西宮貝類博物館があります↓

私にとって貝殻や美しい木材は子供のころの思い出とつながります。
夏休みとか、両親に海水浴などに連れて行ってもらって綺麗な貝殻を探す遊びをしたり・・・。
砂浜で見つけた貝殻を自分の宝物箱へしまうような、ちょっぴりノスタルジックな思い出が良いまま残っているのでしょうね~

小さい貝殻のビーズをつなげています。

巻貝の断面が美しいペンダントトップ



小学生のころ、祖父母の住む大分に遊びに行ったときに別府港の売店で買ってもらった貝殻の小物入れと同じものをまた見つけました。

パカっと開きます。
せっかくなので・・・

ペンダントトップにしました。

もちろん、取り外し可。


貝殻の小物入れを取っても成立するデザインです。

装身具は、外敵から身を守る目的で、魔力があるとされる物を常時身につけたのが始まりであり、装身目的ではなく呪術的な意味合いを持っていた。支配者階級が出現すると自分の権勢、身分の高さを他者に示す目的で身につけた。宗教が発展すると神とのつながりを目的として十字架など宗教的なシンボルを身につけるようになる。さらに社会が裕福になると一般階級の人間も身につけるようになり、やがては本来の目的ではなく純粋に美しさを目的とした物に変化した。
装身具を用いて着飾ることは一部の民族・文化から広まったのではなく、世界中で見られる現象である。それらは埋葬されている物や壁画、伝統的装飾品などからも伺うことができる。元々は花や木の実、貝殻、動物の歯、牙、角などを加工、組み合わせて作っていた。現代ではクリスタルガラスやプラスチックなど様々な素材のものがある。
日本では縄文時代から耳飾や腕輪などの装身具が見られ、古墳時代には鍍金の施された鮮やかな金銅製装身具が作られた。
(ウィキペディアより)

貝殻や木材のパーツを使って作品を作っているとなんだか「夏休みの工作」の宿題を作っている気分になります


こんな本も一緒に借りました。
阿修羅像って・・・ハデ・・・!

仏像は装身具で飾られているんですね~
長くなったので、この話は次回に・・・
theme : ハンドメイドの作品たち
genre : 趣味・実用
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