2015-04-24

大人の社会科見学~雅楽~

縁あって、演奏会の招待券を頂きました。

それは、なんと・・・雅楽(ががく)です。



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雅楽って言ったら、神社や結婚式で演奏しているのをチラッと見た事があるくらい。


あとは、東儀秀樹さんが有名ですねぇ・・・



そのくらいの知識なのですが、せっかくの機会なので有難くお受けしました。


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とは言え、「どうだった?」と聞かれても世間話すらできないほど知識がないので、図書館で専門書とCDを借りて来ましたよ~








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舞を伴わない、合奏だけを楽しむスタイルを「管弦(かんげん)」と言います。



これが「管弦」

※最初は音取(ねとり)と言って楽器の音の高さを合わせています(調律、調弦)




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そして、舞のあるものを「舞楽(ぶがく)」と言います。

舞楽は右舞(うまい)と左舞(さまい)に大別されます。



右舞:朝鮮半島系の楽舞で高麗楽に合わせて舞うもの

左舞:中国系の楽舞で唐楽に合わせて舞うもの





雅楽の種類


●国風歌舞(くにぶりのうたまい) — 日本古来の歌謡をもとに平安期に完成された、神道や皇室に深い関わりをもつ歌舞。もともとは神への捧げものとして始まりました。
一般公開されることはほとんどないとか・・・。




●大陸系の楽舞 — 5世紀頃から9世紀頃までの間に大陸から伝わった楽舞をもとに日本で作られた、中国、天竺、林邑系の唐楽(とうがく)と、朝鮮半島、渤海系の高麗楽(こまがく)。

大合奏や大合奏の伴奏による舞を楽しむもので、一般的に雅楽と言うとこれを指すそうです。




●謡物(うたいもの) — 日本古来の民詩や漢詩に節づけをし、大陸からの渡来楽器による伴奏をともなう平安期に作られた歌曲。





「雅楽」と言うとよく“世界最古のオーケストラ”と表現されるそうですが、雅楽には西洋のオーケストラのように主役となる「指揮者」はいないそうです。



雅楽の場合はそれぞれの楽器がすべての楽器の演奏を聴いて自分の楽器の演奏に当てはめて行くそうです。
そういう点では、西洋の指揮者がいるオーケストラでななく、全員が呼吸や目線で合わせていく室内楽に近いかもしれない・・・らしいです(笹本武志 はじめての雅楽より)



実際に聴いてみると、西洋音楽のようなわかりやすいメロディとはちょっと違うような・・・。


今回は、最初に管弦で、休憩を挟んで舞楽でした。



雅楽の楽器には

   「吹き物(ふきもの・管楽器)」
   「弾き物(ひきもの・絃楽器)」
   「打ち物(うちもの・打楽器)」

の三種があるそうです。


雅楽で使う楽器の種類と説明↓

日本の音楽 楽器の種類・・・日本の音楽について知ろう





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笙(しょう)


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笙を炭火で暖める

(ウィキペディアより)


笙は簧(リード)に結露すると音程が狂うので、演奏の合間に必ず暖めておくのだとか。このため夏でも火鉢や電熱器をそばに置く・・・と、ウィキペディアにありますが、これでやっと理解できました。



舞台に楽団員(?)の人たちが上がってくるのですが、なんか白い火鉢みたいなものを持ってくるのはナゼだろうと思っていたんですよね~
そうか・・・そんな意味があったのか・・。





いろんな曲が演奏されましたが「あ、この曲は正月や結婚式に流れる曲だな~」とか、そういう程度・・・(すみません)


舞楽になると衣装を着て舞うので、着物を見たり、舞を見たり・・・。


●五常楽(ごしょうらく)は、四人舞の典雅な平舞・・・。
まるで、お雛様に出てくるような衣装・・・。
五常楽急は雅楽の旋律の基本が凝縮されているため、初心者の入門曲とされることが多いそうです。

五常楽は「後生楽」とも読み替えられることから、古来仏事でもよく演奏されるそうです。



●新靺鞨(しんまか)

雅楽,舞楽の曲名。高麗(こま)楽にふくまれ高麗壱越(いちこつ)調。四人舞の文ノ舞(平舞)。番舞(つがいまい)は《採桑老(さいそうろう)》。この曲用の別装束を着,唐冠(とうかんむり)をかぶり,笏を手に下鞘(しもざや)を腰につけて舞う。4人の舞人のうち上位の2人は赤い袍(ほう)を,あとの2人は緑の袍を着る。舞人が2人ずつ並んで舞台に上ったり,正座して再拝したり,横向きに臥せるなど他の舞にみられない珍しい動きをする。
(コトバンクより)





新靺鞨は赤や青の鮮やかな衣装で、頭には羽根のようなものが左右についた帽子をかぶっています。

その帽子・・・。まるで・・・プロペラ・・・。

なぜに、左右にプロペラの羽根を付けるの?タケコプター帽子かいッ!と一人心の中でツッコミを入れたらなんだか、それがツボにはまってしまって途中でおかしくてたまりませんでした・・・



舞の中にも舞台上で横になり、片手を上げる特殊な振りがあったりして・・・・。

ここでまたもや「雅楽の舞ってしゃがんだり、腕を上げたり回ったり、絶えず動きまわっているんだな~。な~んか、ストレッチしてるみたい・・・。“GAGAKUストレッチ”・・・流行るんじゃない?!」とか余計な考えが・・・。

集中しろよ~、じぶん。




新靺鞨は中国地方の靺鞨(まっか)の国の舞で、彼の国が中華に来て拝礼舞踏する体を表したものだと言われています。

なんとな~く、今まで聞いた曲とは少し違ってオリエンタルちっくな雰囲気を感じました。









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夏目漱石も雅楽の稽古所の演奏会に招待され、聞きに行った時の様子を日記に書いているそうです。


漱石は、舞人の装束にも興味を示し「すこぶる雅である」と感心しています。

そして、その時の体験を生かして書かれたのが、小説「行人」だそうです。

そこで、舞を観る場面が描かれており、このような言葉を残しています。



凡てが(すべてが)夢のようであった

吾々(われわれ)の祖先が残して行った

遠い記念(かたみ)の匂いがした



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自然の中で生まれた、主張しすぎないけど鮮やかで品のある装束の色はビビッドな色に慣れた目には新鮮に映りました。


身体全体が高貴な音色に包まれ、浄化されたような気分・・・




ところで・・・。
会場で隣の席の人はブラジル人でした・・・。


なんとなく目があって会話が始まりましたが、あまりにも久々な英語でどどど~っと汗が・・・。

英語と日本語をちゃんぽんで乗り切りましたよ・・・(ブラジルはポルトガル語なんですね)



日本の伝統文化も勉強しつつ、英会話も・・・また始める・・・・?



先が長いぞ~!
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theme : 邦楽
genre : 音楽

プロフィール

Radha Doona

Author:Radha Doona
2001年から旦那の仕事でイラン(テヘラン)へ赴任。その後、タイ(バンコク)へ異動になり、4年3ヵ月を過ごす。
2006年・8月、帰国。
趣味は音楽・映画鑑賞・読書。エスニック音楽が好き。
現在はイベント等で手作りアクセサリーを販売している。

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