2016-08-08
会津の街を歩く 歴史散歩 飯盛山・サザエ堂・鶴ヶ城

喜多方から戻って来て、いったんホテルに戻って休みたかったのですが、休んだら今度は出かけるのが面倒になりそう・・・。

白虎隊の像

福島の伝統的な張り子玩具「赤べこ」。ボタンを押せば首を上下に振ります。

会津若松はNHKの大河ドラマの影響か、道もキレイに整備され、街歩きしやすいです。


いろんな場所から周遊バスが幾つか出ているので、効率よく観光地を巡れます。
一日券500円乗り降り自由♪

まず行ったのは、飯盛山。白虎隊士が眠る幕末の歴史スポットです。

ぎえ~!あの山のてっぺんまで階段で登るの?!
・・・と、思ったら近くに有料のエスカレーターがありました(周遊バスの券を見せると割引になる)


白虎隊十九士の墓。これらの墓はすべて鶴ヶ城に向いているそうです。春と秋には慰霊祭が行われています。

そこで遭遇したのが・・・・カラフルなトカゲでした。
ゴールドと黒の縦じま模様に尻尾がメタリックブルー・・・。
虫は苦手なのに、あまりにも目の覚めるような色彩だったのでしつこく追いかけてパチリ・・・


戊辰戦争の時、この地に逃れた若き白虎隊士たちは城下から立ち上る煙を見て全員で自刀を決断しました。
実は一人だけ生き残っていたのですね

五穀豊穣の神と白虎隊を祀るお堂。白虎隊が命を落とした23日は月ごとに月次祭が行われます。

さて、飯盛山には他にも見どころがあります。

江戸時代後期に作られた、六角三層の仏堂です。
仏堂の内部は、サザエのような螺旋状になっていて、上りと下りの道が分かれています。
同じところを通らず、人がすれ違わない構造になっています。

階段ではなく、斜めの木の床を上り下りする感じ?

これが、建物の頂上(?)この橋を渡って今度は下りです。

上りはいいけど、下りが滑りそうで怖い。

アニメ「サザエさん」のオープニングでも紹介していました。

(ウィキペディアより)

また周遊バスに乗って鶴ヶ城へ・・・。
大阪城みたいに中は展示パネルなどが飾られています。
この時は特別展示で日本刀と兜でした。

「つ~か、それ邪魔じゃね?」「それ、意味わかんなんし」
いつの時代も「それヘンだろ」的な被り物をしちゃうものなんですねぇ・・・
長~い鳥の羽根とかクワガタの角みたいな飾りとか。
「それ、笑えるし!」って思っても口出しできなかったんだろうなぁ・・・

お城から見た飯盛山。
翌日は雨が降る予報でしたが、結局降られる事なく電車に乗る時間まで有意義に過ごせました。

野口英世も福島出身なんですね


名物の「ソースカツ丼」も食べました。
サッパリとしたソースで美味しかったです。
ウスターソースよりはまろやかな酸味のあるソースって感じかな。

土日しか走らない機関車が試運転をしていました。

八重べこと赤べこ

郵便局のご当地はがき。
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2016-08-04
蔵のある街 喜多方 ラーメンと日本酒を楽しむ

会津磐梯山
2日目は会津若松から喜多方へと向かいます。

会津若松から電車で30分くらい。SUIKAも使えるのですね~


レンガ造りのなかなか洒落た駅です。

喜多方は、江戸時代に会津若松と米沢を結ぶ街道の街として栄えました。
昭和の時代までに造られた約4200軒もの蔵が残り、そのほとんどが現役で利用されています。

古くから酒・味噌・醤油などの醸造業や漆器造りが行われ、作業や貯蔵に蔵が重宝されていたそうです。
喜多方では「男40にして蔵の一つも建てられないようでは、男ではない」という風潮があったようです。

今回、目指したお店は「源来軒」。
喜多方ラーメン発祥のお店と言われており、店主が毎朝竹棒で麺を手打ちしているそうです。
豚骨、鶏がら、魚介だし、野菜などを丸二日間かけて煮込むのだとか。

札幌・博多と並ぶ日本三大ラーメンの一つと言われてます。
喜多方産の醤油を使ったコクのあるスープと太めの平打ちちぢれ麺が特徴。なんと、人口50000人ほどのこの町に100軒以上のラーメン店があります。
麺は、飯豊山の伏流水をふんだんに使った多加水のコシがある太めの平打ちちぢれ麺で、全店に共通しています。スープは、魚介系ベースの店や動物系ベースの店もあり、醤油・味噌・塩と一通り揃えている店もあれば創業以来醤油一筋の店あり、あっさり風味・こってり風味ありと、千差万別。
大正時代、源来軒の先代・潘銀星が中国から日本に渡り、市内で屋台を引いたのが始まり。屋台生まれの支那そばがルーツ。
その手作り支那そばこそが90余年の歴史を持つ喜多方ラーメンの元祖です。
また、朝7時から「朝ラー」営業するお店も幾つかあり、出勤前にラーメンを食べるのも喜多方では一般的。学校給食や病院食にまで本格的なラーメンが出るほどラーメン文化が根付いているようです。
蔵のある街の雰囲気は埼玉の川越に似ています。
でも、川越ほど観光地っぽくなく、素朴な印象・・・。
目立った土産物屋やらカフェやら食べ物屋さんがないです。
ふつ~に、昔ながらの街。
なので、正直言ってラーメンを食べた後はそんなにすることがありません。
でも、せっかく来たので酒蔵を見学します。

私たちが行った時にはすでに一組が説明を受けていました。

日本酒にはいろんな種類がありますが、何がどう違うかご存知ですか?
基本的に日本酒は米と水で造られるそうですが、米と水以外の「醸造アルコール(人工添加物)」が添加されている種類もあり、米と水だけで造られている日本酒には「純米(じゅんまい)」と付きます。
純米酒・・・米、水
純米吟醸酒・・・米(4割削ったもの)、水
純米大吟醸酒・・・米(5割以上削ったもの)、水
吟醸酒・・・米(4割削ったもの)、水、醸造アルコール
大吟醸酒・・・米(5割以上削ったもの)、水、醸造アルコール
本醸造酒・・・米、水、醸造アルコール
ご飯として食べるお米とお酒に使う米は種類が違うそうです。
まぁ、あの~
途中から話を聞いたので、詳しくはこちらをどうぞ↓


こちらの蔵ではいろいろと試飲して買う事ができます。

有料で「いのち」という純米大吟醸酒 がありました(グラスで400円)
無農薬・無化学肥料の山田錦を使った弥右衛門酒最上級酒だそうです。
また、伝家のカスモチ原酒 弥右衛門酒というのも美味しかったです。
酒を仕込んだモロミを「カス」といい、「モチ」は長く持たせるという意味だそうです。
まるで甘酒のような独得の甘みがある、米の旨みを味わえる超甘口のお酒でした。
さて、酒好きで思い浮かべる人っています?
「朝寝、朝酒、朝湯が大好きで、それで身上(しんしょう)つぶした」と唄われる、小原庄助さんですよ~
小原庄助さんは、民謡「会津磐梯山」の囃子詞(はやしことば)に登場する架空の人物です。
お囃子の歌詞に登場する「小原庄助(おはらしょうすけ)」さんは、道楽三昧で家の金を使い果たし、「身上つぶした(破産した)」ほどの酒好き・遊び好きだとか。
そのモデルと考えられる人物については次のような諸説があるそうです。
●江戸時代に材木で大儲けした商人
●幕末の同姓同名の志士
●会津漆器の塗り師で酒豪
これだけ美味しいお酒のある酒蔵があちこちにあれば、朝寝、朝酒、朝湯が大好き♪
ついでに、今の時代なら「朝ラーもめっちゃ好き♪」なんでしょうかね・・・
【歌詞(一例)】 会津磐梯山
会津磐梯山は宝の山よ
笹に黄金がなりさがる
何故に磐梯あの様に若い
湖水鏡で化粧する
北は磐梯 南は湖水
中に浮き立つ翁島
主は笛吹く私は踊る
櫓太鼓の上と下
小原庄助さん 何で身上(しんしょう)潰した
朝寝 朝酒 朝湯が大好きで それで身上つぶした
ハア もっともだ もっともだ
あ、なんだか聞いたことあるな~
2016-08-01
~サスペンス劇場から歴史ドラマの世界へ~ 福島 塔のへつり・大内宿②
さて、塔のへつりを見学した後はまたバスに乗り、今度は大内宿へと向かいます。

大内宿とは、江戸時代に会津若松城下と今市宿を結ぶ下野街道の宿場町として整備されました。
今でも昔ながらの風景が残る、まるで映画のセットのような街です。

さてさて、どんな風景が広がっているんでしょうね~

ここは・・・日光江戸村?

こういう建物がたくさんあります。

昔は洗濯場だったんでしょうかね

冷えたラムネ、おいしそう♪

表はお土産屋さんとか食べもの屋さんですが、でも、生活の場でもあります。

バスツアーは便利だけど、次のバスまで2時間あります・・・。
ここでどうやって時間を潰せと?
・・・・と、いうワケで、ちょこっと高台に登ってみましょう(することないし)

上から見るとこういう景色です。
ここまで完璧な形で保存する住民の方々の努力も相当なものでしょうね・・・。
皆さんは、有名な観光地に住んでみたいと思います?

暑いし、間が持たないのでしばし、休憩・・・。

ここでは「ねぎそば」が有名ですが、ダンナがオーダーしたのは「宿場そば」。
ご興味のある方はこちらをご覧ください↓
大内宿
ねぎそばとは、お箸のかわりに一本のネギで蕎麦をすくって食べるのです・・・。
ううむ・・・。まぁ、話題にはなると思うけど・・・。
宿場そばはキノコや山菜が乗った冷たいお蕎麦でしたが、美味しかったです(昼にも蕎麦を食べたけど)

下郷町・町並み展示館

冬は厳しいんでしょうねぇ・・・

熊の敷物・・・。目玉がくりぬかれ、ペッタンコ・・・。
でも、鋭い爪は残ってました
えげつな~

かやぶき屋根は何年かごとに取り換えるそうですが、古い茅は畑に混ぜて肥料にするそうです。無駄がないですね~







夕方になり、観光客がそろそろ帰ろうと車で去って行く頃、鶯が鳴いてました
ホ~ホケキョ ケキョケキョ ケケケッ
風は冷たく、背中にかいた汗もひんやりと乾きました。

大内宿とは、江戸時代に会津若松城下と今市宿を結ぶ下野街道の宿場町として整備されました。
今でも昔ながらの風景が残る、まるで映画のセットのような街です。

さてさて、どんな風景が広がっているんでしょうね~

ここは・・・日光江戸村?

こういう建物がたくさんあります。

昔は洗濯場だったんでしょうかね

冷えたラムネ、おいしそう♪

表はお土産屋さんとか食べもの屋さんですが、でも、生活の場でもあります。

バスツアーは便利だけど、次のバスまで2時間あります・・・。
ここでどうやって時間を潰せと?
・・・・と、いうワケで、ちょこっと高台に登ってみましょう(することないし)

上から見るとこういう景色です。
ここまで完璧な形で保存する住民の方々の努力も相当なものでしょうね・・・。
皆さんは、有名な観光地に住んでみたいと思います?

暑いし、間が持たないのでしばし、休憩・・・。

ここでは「ねぎそば」が有名ですが、ダンナがオーダーしたのは「宿場そば」。

大内宿
ねぎそばとは、お箸のかわりに一本のネギで蕎麦をすくって食べるのです・・・。
ううむ・・・。まぁ、話題にはなると思うけど・・・。
宿場そばはキノコや山菜が乗った冷たいお蕎麦でしたが、美味しかったです(昼にも蕎麦を食べたけど)

下郷町・町並み展示館

冬は厳しいんでしょうねぇ・・・

熊の敷物・・・。目玉がくりぬかれ、ペッタンコ・・・。
でも、鋭い爪は残ってました
えげつな~

かやぶき屋根は何年かごとに取り換えるそうですが、古い茅は畑に混ぜて肥料にするそうです。無駄がないですね~







夕方になり、観光客がそろそろ帰ろうと車で去って行く頃、鶯が鳴いてました
ホ~ホケキョ ケキョケキョ ケケケッ
風は冷たく、背中にかいた汗もひんやりと乾きました。
2016-07-28
~サスペンス劇場から歴史ドラマの世界へ~ 福島 塔のへつり・大内宿①
ちゃんちゃんちゃ~ん!ちゃんちゃんちゃ~ん!
のっけから、火曜サスペンス劇場の曲で登場です・・・ふふふ・・・。
東北はいろいろと行っていますが、今回は初・福島です。
海沿いではなく、新潟寄りの山の中の福島ですが、なかなか面白い風景に出会えました。
なぜ、サスペンス劇場のBGMなのか?という疑問があると思いますが、それはまた後でのお楽しみに・・・

なんと、大宮からバスに乗り換える新白河駅まで1時間かかりません。

ここで福島交通のバスに乗り、塔のへつり・大内宿・会津若松へと巡ります。

自力で行こうと思うとなかなか不便な場所にあるので、バスツアーは便利ですね。ついでに、お蕎麦もついているし♪

ローカル列車を乗り継いで来る旅もいいけど、本数が少ない・・・。


じゃじゃ~ん!ここが、塔のへつりです。
サスペンスにも登場する有名な景勝地です。

100万年もの長い年月をかけて自然が作り出したこの渓谷は、塔の形が立ち並ぶ断崖という意味から「塔のへつり」と名づけられました。へつりとは地元の言葉で川に迫った断崖や、急斜面のことだそうです。
その特異な形から、1943年に国の天然記念物に指定されています。

サスペンスではなぜか、犯人がこんなところに逃げ込んで来るんですよね~
あの~、その先、行き止まりですけど?



塔の形をした断崖まで吊り橋が架けられ、断崖内部の一部を見学することもできます。
ちなみに、つり橋には揺れた時につかまる支えがありません・・・。

塔のへつりには、形状によって様々な岩の名がつけられています。
鷲や鷹、獅子や象、烏帽子塔岩など・・・。


急な階段を上ると・・・。

岩穴には虚空蔵菩薩が祀られています。
ダンナが御朱印を頂く時に「毎日ここまで通われるのは大変ですね」と聞いたら、雨の日や風の強い日、真冬で雪が積もっている時は閉鎖されるそうです。
確かに、あの支えのないつり橋と急斜面の崖にある階段を上って来るのは大変な事ですもんね~




え~!つり橋の支えってこれだけですか・・・?

では、次は江戸時代へタイムスリップしま~す
のっけから、火曜サスペンス劇場の曲で登場です・・・ふふふ・・・。
東北はいろいろと行っていますが、今回は初・福島です。
海沿いではなく、新潟寄りの山の中の福島ですが、なかなか面白い風景に出会えました。
なぜ、サスペンス劇場のBGMなのか?という疑問があると思いますが、それはまた後でのお楽しみに・・・

なんと、大宮からバスに乗り換える新白河駅まで1時間かかりません。

ここで福島交通のバスに乗り、塔のへつり・大内宿・会津若松へと巡ります。

自力で行こうと思うとなかなか不便な場所にあるので、バスツアーは便利ですね。ついでに、お蕎麦もついているし♪

ローカル列車を乗り継いで来る旅もいいけど、本数が少ない・・・。


じゃじゃ~ん!ここが、塔のへつりです。
サスペンスにも登場する有名な景勝地です。

100万年もの長い年月をかけて自然が作り出したこの渓谷は、塔の形が立ち並ぶ断崖という意味から「塔のへつり」と名づけられました。へつりとは地元の言葉で川に迫った断崖や、急斜面のことだそうです。
その特異な形から、1943年に国の天然記念物に指定されています。

サスペンスではなぜか、犯人がこんなところに逃げ込んで来るんですよね~
あの~、その先、行き止まりですけど?



塔の形をした断崖まで吊り橋が架けられ、断崖内部の一部を見学することもできます。
ちなみに、つり橋には揺れた時につかまる支えがありません・・・。

塔のへつりには、形状によって様々な岩の名がつけられています。
鷲や鷹、獅子や象、烏帽子塔岩など・・・。


急な階段を上ると・・・。

岩穴には虚空蔵菩薩が祀られています。
ダンナが御朱印を頂く時に「毎日ここまで通われるのは大変ですね」と聞いたら、雨の日や風の強い日、真冬で雪が積もっている時は閉鎖されるそうです。
確かに、あの支えのないつり橋と急斜面の崖にある階段を上って来るのは大変な事ですもんね~




え~!つり橋の支えってこれだけですか・・・?

では、次は江戸時代へタイムスリップしま~す

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