2012-09-13
ラーダ・ダンナ 青森てくてく旅④ 弘前・金木・五所川原
ちょっと間があきましたが・・・青森旅ネタもこれで最後です。
ホテルをチェックアウトしたら、駅のコインロッカーに荷物を押し込んで駅周辺を散策します。

魚市場です。
自分で好きなネタを選んでお好み丼にする「のっけ丼」というものもありますが、いちいち選んで行ったら結構いいお値段になりそう・・・。
こちらの魚市場は観光客向けというよりも、地元の人向けっぽかったです。

こちらは、駅近くのビルの地下にある魚市場。
食事ができる広いスペースもあるし、お土産を買うにはここがいいかも。


ぎょぎょぎょ~ッ
ホテルで朝食を食べたし、まだ別の場所に移動しないといけないので駅に戻ります。

弘前です。
発車のベルの音楽がなんと、津軽三味線です。渋い!

よ~く見ると・・・。

うふっ りんごでぇ~す
ラブリー♪


駅前からバスに乗って、弘前城に・・・。
青かった空がだんだん曇ってきて、なんと雷まで鳴り出したので、ほぼ走りながら駅まで帰るバス停を目指します・・・!

それでも、途中で写真をパチリ。
まだ蓮も咲いていたか!(8月末)

か~なりヤバいグレイの空でしたが、なんとか危機一髪雨には当たらずに済みました。
この後、まさにバケツをひっくり返したような雨が・・・!
弘前の街には素敵な洋館がたくさん建っていたり、りんごの産地で有名なのでアップルパイの美味しいお店がたくさんあったりしたのに、すごい雨でそれどころじゃなかった・・・。

岩木山
しかし。
せっかく買った傘は結局、一度も使うことなく嫌味なほど晴れました・・・。

旅情を誘うボロさ・・・。
あの雨はいったい何だったのでしょう。
運がいいんだか、悪いんだか・・・。


津軽と言えば、りんご。
あちこちでりんご畑を見ることができました。



津軽鉄道に乗って、太宰治の生家がある金木まで行きます。
この津軽鉄道は人気で、バスツアーなどでも「途中で津軽鉄道に乗る」というプランが組み込まれています。
面倒なところはバスでささっと移動。
でも、あの有名な津軽鉄道にもちょこっと乗って雰囲気が味わえるわよ~ん・・・でしょうか。
行きは会わなかったけど、帰りの電車で一緒に・・・(でも、一般客とツアー客では車両が分かれます)。
結構、マナーの悪いやりたい放題の年寄・中年客が多かった・・・!

この津軽鉄道ですが、期間ごとに車内でいろんなイベントがあります。
私たちが乗った時期は「風鈴列車」で、天井から幾つもの風鈴がぶら下げてありました。

吉本芸人・ピースの又吉の言葉を地元の書道家が書いて展示されていました。
七夕時期にはアテンダントが浴衣姿になるし、秋には駅員が飼育した鈴虫が入ったかごを車内の棚に置き音色を楽しめる「鈴虫列車」に。
また、8月上旬には「真夏のストーブ列車」になります。
乗務員さんがお客一人一人に行先を訪ね、その周辺地図を渡してくれます。
なまの津軽弁炸裂で津軽の旅を満喫できます。

金木駅です。
次の列車の時間まであまり時間がないので、かなり駆け足で見てまわらなければなりません・・・。

最初に行ったのが、津軽三味線会館。
もし、斜陽館も一緒に見る予定ならセット券を買うとお得です。
津軽三味線会館
いろんな興味深い展示物があったけど、とにかく時間がないので先に始まっていた津軽三味線の生演奏を聴くことに・・・。
ところで、津軽三味線の皮はなんだか知ってますぅ?
普通の三味線は猫の皮ですが、津軽三味線で使われる皮は犬・・・。
背の部分を用いるそうですよ~。材質は、秋田犬の雌が最高級だそうですが、現在は大半がアジア全域からの輸入品だそうです。
でも、音質に劣る上に価格がさほど変わらないため好まれないそうです。
お値段はうる覚えだけど、400万円くらいだったような・・・・。
この時の演奏者の女性は大きな病を抱えておられるとかで、現在も治療中。
でも、津軽三味線のある曲に励まされているとか。
ある曲がなんだか覚えてないけど、その曲は、悲しみや不安や戸惑いや苦悩を強い炎の中に撥(ばち)で叩き飛ばしていくような力がある気がしました。

さて、ゆっくりと余韻に浸る間もなく斜陽館へ・・・。



かなり裕福なお宅だったのですなぁ・・・
いったい、何が不満やねん?
と思うのは凡人の他人だからなのでしょうなぁ
太宰治の本は、走れメロスは学校で習ったけど、積極的に読んだことがない。
でも、他の女と心中したダンナの遺体を引き取りに行く妻の話でラストがなんか印象的でした。
悲しいとか淋しいとか悔しいという感情ではなく、なんか、阿呆らしくて亡骸を引き取りに行く電車の中で笑えてきた・・・とかいう。
それを読んだときに太宰治に対して「ああ、この人。ホントに死にたかったのね。・・・あの~、願いが叶ってよかったね」みたいな気になったのを覚えています(すまん。アホな感想で)
↓あ、調べたら「おさん」でした。
太宰治 おさん
どこにも最後、笑えてきた・・・とは書いてないですね~
いったい、なんでそう思いちがえたのでしょうかね・・・







そして、最後に印象深かったのが五所川原。

なんというか・・・。
街全体のムードがなんかヘン・・・。


ヘン、というか、奇妙というか・・・。

たぶん、うちの親世代だと青春時代に戻ったようで懐かしい!な、感覚なんだろうけど・・・。
その「懐かしい」を知らない世代が、いきなり、あんな映画のセットのような現実の世界に行くと妙な世界に電車で来てしまったような気になって・・・
う~む、なんというか、怖い。

いまどき、手描きの時刻表なんて・・・
待合室に入ったダンナも「なんなんだ、ここは?!」と思わず言ってしまったほど。

現実じゃないようで、現実だけど、なんか、そこだけ時が止まっているような・・・。
ここにいる人たち、現実に存在している人?
なんて、妙な(失礼)気持ちになってしまうんですよね・・・

ここから青森駅に向かうバス、ほんとに行くの?・・・みたいな。

いやいや、別にここだけじゃなく、地方に行けばこういうレトロなムード漂う場所なんていくらでもあると思うんですが・・・。

現代から過去へタイムスリップしてしまう映画なんかがあって、話としては面白いけど、
ここはなんだかそれが現実になってしまいそうで・・・う~ん・・・とにかく、妙な気持ちになります。

青森・函館。
どっちも初めて行ったけど、それぞれの良さがありました。
青森。
行く前は正直言って遠くてあんまり興味ないところだったけど、幾つか好きな風景を見つけました。
ミツバチのようにあちこち飛び回っていいトコどりしかしていない旅だけど、舐めた蜜の味は忘れないわ、きっと~

弘前でアップルパイ、アップルパイと言ってたのに、結局食べられなかった・・・
残念に思っていたらダンナが東京で買ってきてくれました。

ホテルをチェックアウトしたら、駅のコインロッカーに荷物を押し込んで駅周辺を散策します。

魚市場です。
自分で好きなネタを選んでお好み丼にする「のっけ丼」というものもありますが、いちいち選んで行ったら結構いいお値段になりそう・・・。
こちらの魚市場は観光客向けというよりも、地元の人向けっぽかったです。

こちらは、駅近くのビルの地下にある魚市場。
食事ができる広いスペースもあるし、お土産を買うにはここがいいかも。


ぎょぎょぎょ~ッ
ホテルで朝食を食べたし、まだ別の場所に移動しないといけないので駅に戻ります。

弘前です。
発車のベルの音楽がなんと、津軽三味線です。渋い!

よ~く見ると・・・。

うふっ りんごでぇ~す



駅前からバスに乗って、弘前城に・・・。
青かった空がだんだん曇ってきて、なんと雷まで鳴り出したので、ほぼ走りながら駅まで帰るバス停を目指します・・・!

それでも、途中で写真をパチリ。
まだ蓮も咲いていたか!(8月末)

か~なりヤバいグレイの空でしたが、なんとか危機一髪雨には当たらずに済みました。
この後、まさにバケツをひっくり返したような雨が・・・!
弘前の街には素敵な洋館がたくさん建っていたり、りんごの産地で有名なのでアップルパイの美味しいお店がたくさんあったりしたのに、すごい雨でそれどころじゃなかった・・・。

岩木山
しかし。
せっかく買った傘は結局、一度も使うことなく嫌味なほど晴れました・・・。

旅情を誘うボロさ・・・。
あの雨はいったい何だったのでしょう。
運がいいんだか、悪いんだか・・・。


津軽と言えば、りんご。
あちこちでりんご畑を見ることができました。



津軽鉄道に乗って、太宰治の生家がある金木まで行きます。
この津軽鉄道は人気で、バスツアーなどでも「途中で津軽鉄道に乗る」というプランが組み込まれています。
面倒なところはバスでささっと移動。
でも、あの有名な津軽鉄道にもちょこっと乗って雰囲気が味わえるわよ~ん・・・でしょうか。
行きは会わなかったけど、帰りの電車で一緒に・・・(でも、一般客とツアー客では車両が分かれます)。
結構、マナーの悪いやりたい放題の年寄・中年客が多かった・・・!

この津軽鉄道ですが、期間ごとに車内でいろんなイベントがあります。
私たちが乗った時期は「風鈴列車」で、天井から幾つもの風鈴がぶら下げてありました。

吉本芸人・ピースの又吉の言葉を地元の書道家が書いて展示されていました。
七夕時期にはアテンダントが浴衣姿になるし、秋には駅員が飼育した鈴虫が入ったかごを車内の棚に置き音色を楽しめる「鈴虫列車」に。
また、8月上旬には「真夏のストーブ列車」になります。
乗務員さんがお客一人一人に行先を訪ね、その周辺地図を渡してくれます。
なまの津軽弁炸裂で津軽の旅を満喫できます。

金木駅です。
次の列車の時間まであまり時間がないので、かなり駆け足で見てまわらなければなりません・・・。

最初に行ったのが、津軽三味線会館。
もし、斜陽館も一緒に見る予定ならセット券を買うとお得です。
津軽三味線会館
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いろんな興味深い展示物があったけど、とにかく時間がないので先に始まっていた津軽三味線の生演奏を聴くことに・・・。
ところで、津軽三味線の皮はなんだか知ってますぅ?
普通の三味線は猫の皮ですが、津軽三味線で使われる皮は犬・・・。
背の部分を用いるそうですよ~。材質は、秋田犬の雌が最高級だそうですが、現在は大半がアジア全域からの輸入品だそうです。
でも、音質に劣る上に価格がさほど変わらないため好まれないそうです。
お値段はうる覚えだけど、400万円くらいだったような・・・・。
この時の演奏者の女性は大きな病を抱えておられるとかで、現在も治療中。
でも、津軽三味線のある曲に励まされているとか。
ある曲がなんだか覚えてないけど、その曲は、悲しみや不安や戸惑いや苦悩を強い炎の中に撥(ばち)で叩き飛ばしていくような力がある気がしました。

さて、ゆっくりと余韻に浸る間もなく斜陽館へ・・・。



かなり裕福なお宅だったのですなぁ・・・
いったい、何が不満やねん?
と思うのは凡人の他人だからなのでしょうなぁ
太宰治の本は、走れメロスは学校で習ったけど、積極的に読んだことがない。
でも、他の女と心中したダンナの遺体を引き取りに行く妻の話でラストがなんか印象的でした。
悲しいとか淋しいとか悔しいという感情ではなく、なんか、阿呆らしくて亡骸を引き取りに行く電車の中で笑えてきた・・・とかいう。
それを読んだときに太宰治に対して「ああ、この人。ホントに死にたかったのね。・・・あの~、願いが叶ってよかったね」みたいな気になったのを覚えています(すまん。アホな感想で)
↓あ、調べたら「おさん」でした。
太宰治 おさん
どこにも最後、笑えてきた・・・とは書いてないですね~
いったい、なんでそう思いちがえたのでしょうかね・・・







そして、最後に印象深かったのが五所川原。

なんというか・・・。
街全体のムードがなんかヘン・・・。


ヘン、というか、奇妙というか・・・。

たぶん、うちの親世代だと青春時代に戻ったようで懐かしい!な、感覚なんだろうけど・・・。
その「懐かしい」を知らない世代が、いきなり、あんな映画のセットのような現実の世界に行くと妙な世界に電車で来てしまったような気になって・・・
う~む、なんというか、怖い。

いまどき、手描きの時刻表なんて・・・
待合室に入ったダンナも「なんなんだ、ここは?!」と思わず言ってしまったほど。

現実じゃないようで、現実だけど、なんか、そこだけ時が止まっているような・・・。
ここにいる人たち、現実に存在している人?
なんて、妙な(失礼)気持ちになってしまうんですよね・・・

ここから青森駅に向かうバス、ほんとに行くの?・・・みたいな。

いやいや、別にここだけじゃなく、地方に行けばこういうレトロなムード漂う場所なんていくらでもあると思うんですが・・・。

現代から過去へタイムスリップしてしまう映画なんかがあって、話としては面白いけど、
ここはなんだかそれが現実になってしまいそうで・・・う~ん・・・とにかく、妙な気持ちになります。

青森・函館。
どっちも初めて行ったけど、それぞれの良さがありました。
青森。
行く前は正直言って遠くてあんまり興味ないところだったけど、幾つか好きな風景を見つけました。
ミツバチのようにあちこち飛び回っていいトコどりしかしていない旅だけど、舐めた蜜の味は忘れないわ、きっと~

弘前でアップルパイ、アップルパイと言ってたのに、結局食べられなかった・・・
残念に思っていたらダンナが東京で買ってきてくれました。

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