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2015-11-24

今の私のその場所は

昨日は久々に学生時代の友人と電話で話しました。

お互い、今は地方に住んでいるので滅多に会えませんが、年賀状の交換やたまにメールしたり・・・。


月曜日は、彼女が今住んでいる街がテレビで紹介され、彼女が習っているフラダンスの様子も少し紹介されました。

お互い、好きな音楽が少しづつ違ったけど、良いと思うCDを貸しあったり、カラオケに行ったり・・・。

ハワイアンのCDも聞いたりしていましたが、まさかフラを習って踊っているとは・・・


パン作りを習い、今では家のカフェでも手作りパンを販売。


親しき友の「あのころ」の魅力はそのままに、新たな「彼女らしさ」を見つけることができました。





私の通っていた学校はマスコミ系で、大きく美術系と音楽系にクラスが分かれていました。

地方から出てきている人も多かったので、ちょっとした「異国」っぽかったなぁ


女子高育ちだったので、女の園から、髪の毛を赤や緑に染め、革ジャンを着て背中に大きなエレキギターを背負っている男の子がいたり、大人っぽい雰囲気の女の子たちがいる学校は、毎日が刺激的でした。


個性的であればあるほどいい!というか、誰かと同じなんてイヤ!というか。

そういう風な考え方になったのは、この学校のせいかもしれません。


この学校で同じクラスだったN君の事は友人との思い出話によく登場します。
N君は華やかな雰囲気をまとったイケメンで、親しみやすく、才能もあり、憧れの存在でしたが・・・。

何年生の時だったか「芸大に受かったので、学校をやめます」と言って、風のように去って行ってしまいました。


単なる憧れで、全然親しくもないクラスメイトだったので、その後の彼の行方とかどんな人生を歩んだのかわかりませんが、私は長い事勝手にショックを抱えていました。

たぶん、クリエイターの憧れの芸大を誰にも告げずに受験し、さっさとクラスメイトを捨てて出て行った事に対して「裏切られた!」という思いがあったのかもしれないですね。

今回もそんな想い出話になりました。


数年前に、私はN君の事をブログの記事に書いていました。
それを彼女は覚えていたそうです。

わりと長い間、ショックだったけど、年を重ね自分もいろんな経験をしたせいでしょうね

あの頃、そして、その記事を書いていた頃のショックがだいぶ薄れていました。



でも、その「痛み」があったからこそ、得るものがたくさんありました。

いつか、自分も誰かに”やられた~!”と思わせたい!みたいな。


その思いが、自分を奮い立たせる燃料となった気がします。


今ではN君に感謝です。




N君について書いたのは2010年だったのですね・・・↓




何度か読み返す本があります。

その中にとても共感できるけど、痛い文章があります。


これからはあるくのだこれからはあるくのだ
(2000/09)
角田 光代

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「まなちゃんの道」というエッセイがあります。

どんなエピソードなのかというと、子供の頃から何でも「そこそこにできる」子供だった著者の話。



小学6年生の夏休みに絵を描く宿題があった。

著者は夏休みも終わりに近づいてきた頃、描きたいモノもなかったので、てきとうな絵を描いた。

そして、夏休みが終わり、提出した。




しかし。

友達のまなちゃんが描いた絵は違った。

それほど大きくないカンバスに一本の道が描かれていた。

舗装されていない土の道は、雑草やすすきに縁どられ、ゆっくりカーブを描きながらまっすぐに続いていた・・・。

著者はその道にくぎ付けになった。





道のむこう道のむこう
(2002/05)
ベルンハルト・M. シュミッドBernhard M. Schmid

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さまざまな「道」が載っている写真集です。





私はその絵を見たとき、そこそこであることを心から恥じた。

憎んだと言ってもいい。

小学生の女の子が描いた一枚の油絵は、何か奇妙な切実さに満ちていた。

(中略)



切実さは力だった。

力を持つ何かを私ははじめて間近で見た。

そして、この世の中には圧倒的にかなわないことがあるのだと、はじめて知った。

(「これからはあるくのだ」 角田光代 文集文庫より)






移動先
どこに行きたい?どこへ帰る?


「そこそこ」とか「やっつけでやってしまう」事って、あんまりプライドがどうとか考えずにやってしまっている事があります。


ぼけぇ~っと毎日をやり過ごしていたのに、ある人は同じようにみんなと一緒に笑いながらも、今とは違う別の道を新たに見つけ、努力していた・・・。

・・・って、学生時代の話ですが。



「芸大に受かったのでこの学校をやめます」って突然言われた時、何だかショックというよりも、裏切られた!って気になっちゃったのです。


別に、入学から卒業まで一緒よ!ってな決まりはないのですが、何食わぬ顔して努力していた事に腹が立ったんですよね・・・。自分はそれにも気づかず、楽しくヘラヘラと学生生活を送っていたのにも腹が立ったのです。


まぁ、芸大に入ったからってその人が将来、成功するとは限らないんだけど、芸大って言ったらその道を目指す人にとってはあこがれの大学だったので・・・。

だから余計に、何年経っても痛いのかな。

なんだか、このエッセイを読むとそんな事を思い出してしまいます。


だけど、そういう悔しいとか哀しいって気持ちを忘れてはいけないって思います。





今、読み返したら若いですね~


N君ショックを卒業した後でも(?)資格を取ってバリバリに働いている知人をうらやんだり、誰かと比べてモヤモヤした気持ちになった事がありました。


でも、そういうモヤモヤからもある時、開放されました。


じゃあ、私もその人のようにバリバリと働きたいのか?

では、自分も同じような事がしたいのか?



冷静になって考えてみると、別にそんなワケでもないんですよね~


それは「羨ましい気がする病」だったのかも。


なんとなく、いろんな活動をして頑張っている、イキイキしているような人が「羨ましい気がする」だけであって、

その人と自分がやりたい事は違うし、自分の心地よさとは違う。


私はまだまだ、何かに好奇心を持っていたいし、好奇心を持つ心を捨ててはいない。


な~んだ、私、それでいいじゃん!


・・・というか、そういう生活を送れているなぁ、私。


じゃ、悩むこと、ないんじゃないの?


・・・って・・・。


年を重ねると身体にもあちこちメンテナンスが必要だけど、悪いことばかりじゃないんですね

経験をいろいろ積むことで、ラクになれるんだな~


そう思えるようになれて良かったな




・・・・って、長々と思い出話にお付き合いくださりありがとうございました





渋谷系の曲、流行ってたな~
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theme : 生きる
genre : ライフ

プロフィール

Radha Doona

Author:Radha Doona
2001年から旦那の仕事でイラン(テヘラン)へ赴任。その後、タイ(バンコク)へ異動になり、4年3ヵ月を過ごす。
2006年・8月、帰国。
趣味は音楽鑑賞(ワールドミュージック・クラシック・J-popなど)・読書・旅行・アクセサリー制作(アジアン・エスニック系)

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