2020-07-26
目指した明かりは?
ある曇りの日に、マンションのエントランスの中にある集合ポストに郵便物を取りに行こうとしたら・・・
バッサ
バッサ
照らされた電灯にでっかい黒アゲハがたかってました・・・

蝶も電灯の光に寄ってくるの?!と思いつつ、おそるおそるポストから郵便物を取り出して部屋に帰りました。
ダンナに、
「今日、ポストのところにある電灯に黒アゲハがバサバサぶつかりながら飛んでたよ!」
・・・と、目をキラキラさせて報告したところ・・・。
蝶は光に寄らないでしょ
それって、
蛾じゃないの?
バッサリ

蛾~ン

そりゃ、そうだよね・・・
蝶が電灯の光に寄っていくなんて聞いたことないしね
見た目は確かに、黒アゲハだったけど(今ではそれも怪しいが)・・・
しっかし。
同じく羽根がありながら、なぜに蝶と蛾じゃこんなに扱いが違うんでしょ?
蝶なんてギリシャ神話だとかケルト神話にも美しい姿で出てくるけど、蛾って・・・
話は戻って、なぜ虫たちは電灯・夜の明かりに集まるのでしょうか?
調べてみると、地上に降り注ぐ太陽光の種類に“紫外線”という光線がありますが、虫たちはこの紫外線に集まる習性があるそうです。
虫は低い位置を飛行するために波長の長い紫外線を頼りにしていると言われ、蛍光灯は微量な紫外線を出しているので虫が寄ってくるのだそうです。
虫は走光性といって、光に対して一定の角度を保って移動する性質を持っているそうです。
光に向かっていくものを「正の走光性」、暗い方へ逃げるものを「負の走光性」と言います。

虫たちは、太陽の明かりや太陽の紫外線を反射している月の明かりを目印にして飛ぶ方向を決めているとか。
しかし、光そのものを目指して飛んでいるわけではなく、光に対して一定の角度で飛んでいると言われています。
太陽や月の明かりは天から降り注ぎますが、街灯の光は四方八方に広がっています。
なので、ぐるぐると飛んでいるのだそうです。
月明りと間違えて人工の明かりに吸い寄せられてしまうとは・・・なんか、悲しい。
ちなみに、虫の集まりやすさの順番は、水銀灯>ブラックライト(誘蛾灯)>蛍光灯>白熱灯>LED
う~ん。うちのマンションの電灯もLEDに変えれば虫は寄ってこないかな?

あそこに見えるのはオアシス?!

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