2020-10-22
くすりの街・富山で伝統薬づくり体験
富山市に行ったら行ってみたい、と思っていた場所がありました。
富山市には市電が走っているので、お得なパスを買って出かけましょう



地鉄市内電車・環状線・富山港線・地鉄バスを利用できる、1日フリーきっぷです。
大人650円で乗り降り自由(小人330円)

乗車する年月日をコインなどで1ヵ所ずつ削り取って下車する際に車掌さんに見せればOKです。


路面電車にはあまり乗ったことがないので、ドキドキ

池田屋安兵衛商店

越中富山の伝統薬「反魂丹」(はんごんたん)をはじめ、20種類の自社製和漢薬や200種類以上の薬草を取り揃えており、今でも薬剤師さんが一人一人の症状に合わせて調剤してくれる「座売り」を継承している、和漢薬のお店です。



このお店では、木製の製丸機を使った丸薬製造を見学できます。
動・植物性の生薬を練ったものを製丸機に入れ、なんと、足でグッと押し出します。

そうすると、にゅるっと棒状に生薬が出て来ます。

そして、粒状に切り分けます。

切ったものはこんな感じ。

それを、こうやって板と板で挟み、クルクルと回転させながら生薬を丸めていくのです。

そうすると、均等に丸くなっています。

丸まった生薬は網に乗せて乾燥させます。

乾燥させるとこんな感じ。
ちゃんと薬っぽくなってますね~

ちなみに、私がやってみるとこんな感じ。
板の上から手の内側に伝わる感覚で「あ、こりゃ絶対ダメだな」とわかりました・・・

こういう型に入れて押し出す方法もあります。

二階のレストランで薬草茶を飲みます。
ダンナは明日葉茶、私はクコの葉のお茶です。

クコの実は知ってるけど、クコの葉ってお茶になるんですね~
昔は身分の高い人しか飲めなかったそうです。
「う~ん。なんか、嗅いだことのある匂い・・・」
「あるね、確実にあるね。でも、何だろう?」
「トウモロコシ・・・?いや、繊維質の多い豆を茹でたような匂いと味・・・」
なんとな~く、泥臭いっていうか、雨上がりの土の匂いというか・・・う~ん、何なんでしょ(聞くなよって?)


レトロなパッケージの薬がいっぱい


郵便局のご当地フォルムカード
「富山の薬売」とは
顧客情報が記載された懸場帳(かけばちょう)をもとに、顧客のもとを訪ねる医薬販売人。
あらかじめ医薬品を配置しておき、使われた分だけ支払いを受ける「先用後利」(せんようこうり)が特徴。

こうやって薬屋さんごとの赤い箱に購入した薬を収納していたようです。
胃腸薬に便秘薬、風邪薬に鼻炎薬、咳止め、痛み止め、神経痛、関節痛、婦人薬など・・・
小袋入りでだいたい、2包・3包・6包とか使い切りやすい分量が入っています。

訪問先の子供には紙風船などのお土産を渡していたそうで、子供は薬屋さんが来るのを楽しみにしていたそうです。

では、また市電に乗って昼食を食べに行きましょう

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