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2021-04-29

オトコに効いてオンナに効かないクスリ?性差医学って?





皆さんは「性差医療」「性差医学」という言葉をご存じですか?





性差医療(せいさいりょう)とは、男女の様々な差異により発生する疾患や病態の差異を念頭において行う医療である。また、これらの差異を研究する学問は性差医学(せいさいがく)と呼ばれる。
(ウィキペディアより)





男女の生物学的、内分泌的な性差を考慮してそれに合わせた医療を提供する試みの事だそうです。





性差医療を知ったきっかけは、コロナワクチンを接種した人の中で「なぜ、女性の方が副作用が出やすいのだろう?」と思った事です。





諸外国でも日本と同様に女性の副反応被害が多く出ており、アメリカのCDC(疾病対策予防センター)が約1380万回分の接種データを分析したところ、接種後に副反応を訴えた人のうち78.7%が女性だったそうです。

また、スイスでも、ワクチンの副反応597例のうち68.7%が女性だったと3月8日、米ニューヨークタイムズ紙は報じています。





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蘭が咲き始めました






これまでの医学は成人男性を標準として、病態とその推移、診断方法、治療方法などを確立してきた。しかし近年では、同じ疾患に対する危険因子(リスクファクター)でも寄与度に男女差がある場合があること、同じ医薬品でも効果に男女差がある場合があることなどが明らかになりつつある。


原因として男女のホルモンバランスの違い(生物学的要因)や生活習慣の違い(社会文化的要因)などが挙げられているが、いずれにしても男性を基準として作成した診断方法や治療方法をそのまま女性に適用した場合、最良の医療とはならない可能性がある。性差医療とは、これらにおける男女差を研究し、医療に反映させようという行いである。

(「性差医療」ウィキペディアより)









これまでの医療は病気のデーターを取るにしても、薬の治験を行うにしてもかつてほとんどは男性の被験者だけを集めて行われて来たそうです。




アメリカでは、1977年医薬品局から妊娠の可能性のある女性を薬の研究に参加させないように通達がだされました。


これは、サリドマイド事件やDESという流産を防止するために使われていた薬によってその母親から生まれた女児に膣癌が発生したためで、それ以降、女性は医学・薬学研究の面から除外されてきました。



また、考えられる理由として、女性は生理の周期の影響や妊娠、閉経など体の変化がおきるのでそれがデーターに反映してしまうために試験対象として敬遠されたのではないか・・・ということのようです






しかし、同じ病気でも男性と女性では症状の現れ方や治療や薬への反応性などが違い、中には「男性に効いても女性には効かない薬」があったりするそうです。






例えば、狭心症の場合は心臓の冠動脈の血流が滞りがちになり、胸痛症状を引き起こす病気として知られていますが、女性にはこれ以外にも「微小血管狭心症」と呼ばれるタイプの狭心症が存在していたのです。




これは、冠動脈ではなく、心臓の細い血管の血流が悪くなるタイプの狭心症で、狭心症には効くとされているニトログリセリンが効かないそうです。



なので、微小血管狭心症の女性で「通常の狭心症」と診断されていた患者さんはニトログリセリンという効かない薬を処方されてしまったり、また、ニトログリセリンが効かないために「狭心症ではない」と診断されてしまうケースもあるとか。








では、男女では、具体的にどのように生活習慣病リスクの差があるのでしょうか?




≪生活習慣病リスクの男女差の例≫

・心筋梗塞に対する最大の危険因子は、男性は高血圧、女性は喫煙

・喫煙習慣による心筋梗塞の危険性は、非喫煙者に対して、
 男性は4倍、女性は8倍

・喫煙習慣による脳血管疾患の危険性は、非喫煙者に対して、
 男性は1.3倍、女性は2倍

・糖尿病は男性患者が多いが、糖尿病予備軍は女性に多い・骨粗しょう症患者は、女性は男性の3倍

(からだカルテ 薬の効き方も違う?男女差による生活習慣病のリスクとは?2012/03/28 掲載)






さて、問題のコロナワクチンですが、海外の研究では、女性が男性と同じ量を接種するとワクチンが効きすぎてしまい、免疫が過剰反応するとの意見もあるそうです。




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同じ性別でも体格や体重が違ったりして、それでも「みんな同じ分量」でも大丈夫なのか・・・
でも、インフルエンザの予防接種だって「みんな同じ分量」なんだろうし・・・




ここ数年前から病院でも「女性外来」「男性外来」などが出来て来ましたが、まだまだこの「性差医療」の取り組みの歴史は浅いようです。





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プロフィール

Radha Doona

Author:Radha Doona
2001年から旦那の仕事でイラン(テヘラン)へ赴任。その後、タイ(バンコク)へ異動になり、4年3ヵ月を過ごす。
2006年・8月、帰国。
趣味は音楽鑑賞(ワールドミュージック・クラシック・J-popなど)・読書・旅行・アクセサリー制作(アジアン・エスニック系)

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