2023-02-23
一瞬の奇跡
今週の月曜日の夕方17時過ぎに職場の玄関を出たら、向かいにある黄金色に紅葉した木が目に入りました。
たまたま一緒に玄関を出た同僚も同じ瞬間にこの紅葉を目にしました。
「あれ?今まであの木って黄色かったっけ?」
「あれって、紅葉?」
「春なのに?!」
「あんなに黄色いのに、今まで気づかないってことある?」
二人とも目の前の状況を理解できず、疑問が募るばかり・・・
続いて職場から出て来た同僚にも声をかけ、4人でしばし鑑賞・・・。
狐につままれたような気持ちでそれぞれ職場を後にしましたが、帰りにその木の前を通ってみました。
木を見てみると、黄色に輝いているのはどうやら上の部分だけのようです。
そして・・・

翌日の昼間

翌日の夕方の同じ時間
前日、葉っぱが黄金色になっていたのはどうやら、強烈な夕日に照らされて色が変わったように見えたようでした。
この日の夕焼けは辺りが赤く染まり、白いビルも茜色に染まっていました。
まさに、一瞬だけ見る事ができた奇跡の瞬間だったんですね~
さて、太陽の光は赤くないのに、なぜに夕日となって沈むときに赤くなるのでしょう

太陽の光は波長の長いほうから、赤・オレンジ・黄・緑・青・紺・むらさきの七色の光が混ざった光だそうです。
太陽から届く光は最初は白色で、赤から青のいろいろな色が混ざって白い光になっています。
いろいろな色が混ざった光が大気を通ってくる時に波長の短い青系の光は大気中の塵など(エアロゾル)にぶつかって散乱してしまい、地球の表面まで届きにくくなり、目にも届きにくくなります。
エアロゾルが多いほど青系の光は届きにくくなるんですね~

(大日本図書 星や月「夕日が赤いのはなぜ」より)
しかし、波長の長い赤い光は塵などにぶつかっても散乱しにくいので青い光よりも地球の表面に届きやすくなり、
結果的に、赤い光がたくさん目に届くので夕日が赤く見えるそうです

昼間に比べると朝と夕方は太陽の光が大気を通ってくる時間が長くなります。
そのため、地表から太陽を見ている私たちには昼間よりも朝や夕方の方が赤い光が強く見えるのだとか。
浪漫のカケラもないけど、大気中のエアロゾルと呼ばれる浮遊粉塵が多いときは、より赤い夕日になります。
太陽光の透過を阻害する不純物が大気中に多くなるり、空気が汚れているほど夕日は赤く見えるんですね~
季節で言えば、黄砂の多い春、大気中の水蒸気量が多い夏。
あるいは、地球規模で火山灰に覆われたときなどは全世界で真っ赤な夕日が観測できるそうです。
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2023-02-18
実験的レシピ★タイ風春雨サラダ ヤムウンセン
パクチーがあまったら作る料理です。
タイに住んでいた時にお手伝いさんに教えてもらった方法で作ります!(^^)!

パクチーとナンプラーがあれば、かなり本物の味に近くなります
●材料
・春雨
・豚ひき肉
・きくらげ
あれば、海老やタコなどの海鮮
他にインゲンやミニトマトなど・・・
●調味料
・ナンプラー
・レモン汁
・鷹の爪
あれば、ニンニクのすりおろし

コツは、春雨も豚ミンチやきくらげ、海鮮などを一緒に茹でることです。
一緒に茹でる事で、豚肉のうま味が春雨に染み込み、美味しくなります。


全部をザルにあけ、ボウルに移したら、ナンプラーとレモン汁は適量・・・味を見ながら和えてください
そして、お好みで鷹の爪とニンニクのすりおろしを少量加えてくださいね~
パクチーは苦手な方も多いと思いますが、ナンプラーの塩気とレモンの酸味にパクチーの爽やかなクセが妙にマッチします。
でも、クセという面ではセロリの葉っぱでも合うかもです(試したことないけど)
ヤムウンセンは本場タイでは『温菜』です。
作り立ての温かいまま食べることで、春雨はプルプルとした弾力を持ち、パクチーなどの香味野菜やエビはいきいきとした香りを感じさせてくれますよ~
さて、タイ料理のルーツですが、その歴史はアジアを中心にヨーロッパ、アラブなどにも由来します。
タイは地理的にはインドシナ半島に位置するため、中国とインド、両方の文化の影響を受けています。
タイ料理は6〜13世紀にかけて移民した中国系民族がもたらした中華料理がベースになっているといわれています。
タ揚げたり、炒めたり、蒸したりするのは中国から来た料理法です。

また、スパイスを使うタイのカレーは、インドから仏教僧によりもたらされたとか・・・。
14〜17世紀のアユタヤ王朝時代には国際貿易が盛んになり、ヨーロッパ、アラブなど諸外国からの影響をさらに受け、現代のタイ料理に近づいていきます。

特に、ポルトガルからは中南米産の唐辛子が持ち込まれ、卵を用いるデザートが伝わるなど、タイ料理文化に大きな影響を与えました。
18世紀にはアラブ料理も伝わり、ピーナッツを使用した調理法はアラブ料理に由来しています。
また、タイ料理は地域によって非常に特色があり、それぞれ近隣国の影響を受けています。

北部では中国やミャンマー、東北部の「イサーン地方」ではラオスやカンボジアの影響を受けています。

そして、東部ではベトナム、海に面し国際貿易の要となった南部ではマレーシアやアラブ、ペルシア料理の影響が色濃く残っているそうです。

世界三大スープのひとつと言われるトムヤムクンは、なんと100年以上の歴史があるそうです。
もともとは、タイ中央部の川や運河沿いの川エビが豊富にとれる地域の料理だったのですが、今やタイ料理と言うとトムヤムクンと思い浮かべるほど知られるようになりました

ちなみに、トムは煮る・ゆでる、ヤムは混ぜる、クンはエビの意味だそうです
日本もいろんな国の料理の影響を受け、カレーや餃子など日本独自のオリジナル料理として定着していますがルーツをたどってみるのも興味深いですね
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2023-02-16
チョコレートの危機

中学時代からの友達のMさんから、バレンタインのチョコレートが届きました( *´艸`)

ミイって17人きょうだいだって知ってた?

さて、みんなも大好きなチョコレートですが、なんと【今後30年以内にチョコレートが食べられなくなるかもしれない】と、いうニュースが!
その原因は、気候変動をもたらす地球温暖化です
現在、チョコレートの原料となるカカオは、約70%が西アフリカにあるコートジボワールとガーナで栽培されています。
カカオは、緯度20度以内の暖かい地域でしか成長できない植物で、さらに多湿で豊富な雨といった厳しい環境条件にあります。
しかし、これらの産地では地球温暖化によって土地の乾燥化が進み、カカオの生育が妨げられているのです。
国際ココア機関によると、カカオの木はとても繊細で、特に病気に弱いという特徴があるそうで、
病気と害虫の影響でカカオの木が生育不可能になり、世界のカカオ生産の30~40%が失われたと報告しました。
カカオの産地・西アフリカでは、温暖化による洪水や干ばつ、暴風など自然災害の影響で、カカオの病気がさらに悪化したと言われています。
そしてさらに、地球温暖化の影響で今後、30年間で地球の気温が2.1度上昇するといわれており、これはカカオの栽培を壊滅に導く恐れがあると言われているとか・・・。

カカオの栽培可能な場所がどんどんなくなれば、2050年までにチョコレートが世の中から消えるというのです。
また、地球温暖化によって、カカオの木が絶滅する可能性がある上に、ここ数年アジアでのチョコレートの需要が急増したことも要因の一つであるとも言われています。

需要と供給のバランスが崩れ、数年後にはチョコレートの生産は世界の需要に応えられなくなる可能性が高くなってきているそうですよ~

対策としては、カカオの木を絶滅から防ぐために、アメリカのカリフォルニア大学では遺伝子編集を行い、カカオの種を残すだけではなく、劇的な気候の変化にも対応できるカカオの品種の改良を目指す研究を進めています。
ほかにも、アメリカの大手食品会社マースは2050年までに二酸化炭素排出量を60%削減するプロジェクトに10憶ドルを出費したと発表しています。
そして、カカオの代替品として「キャロブ豆」が注目されているとか・・・。
キャロブ豆は、日本では『イナゴ豆』と呼ばれる、地中海沿岸が原産のマメ科植物。
ほんのり甘くてチョコレートに似た風味の果肉を乾燥させ、粉末にしたキャロブパウダーは、主にカカオの代用品として用いられています。
栄養豊富でノンカフェインということで、マクロビのお菓子やダイエット用おやつとしても人気急上昇中だそうです。
天然の甘味料として、砂糖の使用量も控える事ができるとかなんとか・・・。
キャロブ豆やパウダーは健康食品店や製菓売り場、ネットショップでも入手することができるそうです。
※豆類にアレルギーのある人は、キャロブでも反応が出てしまう場合があるので注意してください。
本物のチョコレートが幻になる前に地球環境について世界規模で取り組んでいかないと・・・


Yちゃん、ありがと💛
2023-02-12
生まれ変わるために・・・ 大宮公園舟遊地 かい掘り
埼玉県営大宮公園の舟遊池で去年11月にかい掘り(かいぼり)が行われました。

「かい掘り」は本来、農業用ため池の水を抜き、泥のかき出しや護岸の修繕、池底の天日干しなどを行う、
池の維持管理の方法だそうです。

かい掘りは稲の収穫後の冬にため池の水を抜いて干し、底にたまった泥を取り除いて、ひび割れや水漏れがないかを点検します。

また、ため池の底にたまったヘドロは、多くの有機物を含むため、江戸時代から肥料として活用されてきたそうです。
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大宮公園舟遊地では外来種の駆除や水質改善効果が期待できるため、今回のかい掘りも「水質改善と自然再生」を目的に行われたとか。

1.8ヘクタールの面積に及ぶ舟遊池のかい掘りを行うに当たり、一般公募した市民や関係団体、県職員のほか、ボランティアリーダー「大宮池守(おおみやいけもり)」など約200人が作業に参加。
また、隣の上尾市からも上尾丸山公園のかい掘りボランティア団体「上尾水辺守(あげおみずべもり)」もサポートに駆け付けてくださったそうです。

かい掘りは2011年にも行っており、、コイ(外来種)、ハクレン、ブルーギルは駆除済み。
現在もミシシッピアカミミガメやアメリカザリガニなどの外来種の生息が確認されているほか、モツゴやスジエビなどの小型在来種も生息しているそうです。
今後の課題は「池の構造や水質を改善し、水生植物の生育範囲を増やして魚類等の生息環境を向上させること」だそうです。

池に生息していた魚類等はボランティアリーダーを中心に市民ボランティアが捕獲し、種類ごとに仕分けをして水槽で管理されているようです。

大宮公園舟遊地には昔は貸しボートがあったのですが、いつの間にかそれもなくなってしまいました。
春には桜が咲き、秋には紅葉が楽しめる市民の憩いの場なので、また以前の姿に戻れるといいな~

もうすぐ綺麗な水と仲間たちが戻って来るよ~
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2023-02-08
忙しい雲

夕方の空には四方八方からのたくさんの雲の線が残っています。
この雲の主たちは、いったいどこへと向かっているんでしょうかね

先月中ごろに昼間に2本のふと~い線の雲が長~く長~く続いていました。
飛行機雲ならだんだんと風にほどけていき、線も薄れていきますが、その雲はまるで2匹の龍みたいにしっかりと太く伸びています。
自転車に乗っていてもず~っと目に入り気になっていました。
職場に着いて同僚にも報告し「あれって地震雲じゃない?!」と、皆でどよめいたのですが・・・。
公益財団法人 日本地震学会のHPによると、雲は地震の前兆にはならないそうです。
一般の地震研究者が、雲と地震との関係はないと考える理由としては、
地下の現象である地震と、大気中の現象である雲とを直接・間接に関連付けるメカニズムが考えられていないこと。
地震の前の岩石の微小破壊による電磁波の発生が用いられることがありますが、微小破壊で電磁波が発生することはありえるとしても、地下深くで発生した電磁波が 地表に伝わるしくみを十分に説明した学説はないそうです。
また、地表に電磁波が伝わったとしても、その電磁波によって地震雲が生じるしくみを十分に説明した学説もないのだとか・・・。
一般の気象研究者も「地震雲」には否定的な理由は、 報告されている「地震雲」のほとんどが、飛行機雲、あるいは、巻雲・巻積雲や層積雲の変異パターンとして (つまり、「通常の雲」として)説明可能なのだそうです。
大地震発生前にトルコ北西部で目撃されたという“奇怪な雲”は地震雲ではないか?という投稿が相次いだそうですが、
気象学者で雲研究科の荒木健太郎氏によると、これは『吊るし雲』という雲だとか。
「吊るし雲は山の風下で発生する大気波動が上空に伝わり、波に沿って湿った空気が上昇してできたレンズ状の雲で、
長時間持続しやすく、多層構造のために斜めから太陽光が当たってバラのように見えたようです。
続けて荒木氏は、「何度でも言いますが、雲は地震の前兆にはなりません」と強調。
「巷で『地震雲』と呼ばれることの多い雲は全て気象学で説明できる子たちで、雲の見た目から地震の影響等を判断するのは不可能です」と断言しました。
つい、妙な形や神秘的な雲を見ると「もしや?!」と思ってしまいますね~
2023-02-04
畑から生まれる卵や魚?
いろんな食品が値上がりしていますが、卵の価格もエライ事になってますね~
卵の価格高騰は日本だけでなく、他の国でも問題になっています。
アメリカやカナダ、イギリスではなんと、「にわとりのレンタル」のサービスもあり、コロナの影響で2020年にこのレンタルビジネスは急増したそうですよ~
にわとりのレンタルサービスに申し込みをすると、卵を産めるメス鶏を2〜4羽と一緒に外敵から守ることのできる専用の小屋、エサ、寝床、教材が届くとか

にわとり小屋が設置できるような庭がないとむずかしいだろうけど、そうまでして卵が欲しい?
いや~・・・しかし、ハードルが高いわ~
毎日の世話も大変だしぃ
と、いうアナタには「プラントベースエッグ」はいかが?
プラントベースエッグは植物由来の原料でできた卵

原料は、にんじんや白いんげん豆を使用したものや、緑豆や豆乳で作ったもの、こんにゃく粉を主原料としたものなどで、商品によって原料はさまざまだとか・・・・

卵の鮮やかな黄色はターメリックやにんじんなど、食材の色で再現しているため、基本的に合成着色料は使われていないので安心ですね~
問題の食感も植物由来の原料を活かして作られており、コレステロールゼロでたんぱく質はしっかり摂れるのがプラントベースエッグの特徴です。

また、プラントベースエッグの良い点は、植物由来の原料で作られているため卵アレルギーを持つ人でも食べられることです。
卵の他にも植物由来の原料を使って本物の魚の食感や味を再現した「プラントベースフィッシュ」も誕生しています。
アメリカを中心にスェーデンやオランダ、イギリスなどで代替肉のように「代替魚」とも呼ばれており、プラントベースフィッシュの開発に取り組む企業が次々と誕生しているとかで、日本でもそのうちスーパーに並ぶかもしれませんね~
ちなみに、ツナはひよこ豆、エンドウ豆、レンズ豆、大豆、そら豆、白いんげん豆といった6種類の豆をブレンドして作るそうです。
6種類の豆を完璧な比率でブレンドすることによって生まれる食感は、本物のツナにそっくりと言われているとか
たんぱく質やミネラルが含まれており、脂肪分は非常に少ないのが特徴で、藻類油を加えることで海産物のような風味になり、より再現度を高めているようです。
他には、こんにゃく粉やエンドウ豆を主原料にしたスモークサーモンや、
遺伝子組み換え原料不使用で、「トマト、グルテンフリー醤油、ごま油、砂糖、水」といったシンプルな原料で作られた、お刺身のような見た目をした、トマトベースで作られた生マグロなど・・・

そうまでして「なんっちゃって魚や卵を食べなくても・・・」と思うけど、
世界では過剰漁獲や地球温暖化による海水温の上昇によって、海洋資源の減少が深刻な問題になっています。
1970年から2012年にかけて魚や貝などの海洋資源は、ほぼ半分に減ってしまったといわれています。
いつしか、魚は海で捕るモノじゃなく、畑で作るモノになっちゃうんですかね~

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