FC2ブログ
2015-05-26

ティータイムにショパン

近所のコミュニティーセンターの音楽ホールでワンコイン(500円)でピアノコンサートを楽しむことができるので行って来ました。



P5140006_convert_20150525123513.jpg



去年にも聞きに行った事があり、その時は姉妹のピアノとチェロの演奏でした↓
ワンコインでティータイムコンサート




今回はピアノで、ショパンの曲のみで構成されています。



P5140001_convert_20150525122109.jpg


曲目を見ると特にクラシックに詳しくなくても聞いたことがあるタイトルばかり。


「別れの曲」

「ノクターン第20番」

「舟歌」

「子犬のワルツ」

「マズルカ」

「バラード第一番」



しかし・・・。

曲を聴くのは好きだけど、特に強い関心があったわけでもなく・・・。

正直言うと、ショパンがどこの国の人で何派(ロマン派とか○○派だとか)だとか全然知りませんでした。



ショパンの曲は去年のコンサートでも聞いていて、ブログネタとして軽く“ショパンとは”・・・と記事で触れてはいますが、2度目となるとあんまり興味の持てそうな内容の記事にはならないかも・・・。

と、いう事で少し調べてみると・・・。



P5140008_convert_20150525122144.jpg


う~む・・・。

まるで韓流ドラマか!って感じ。


山あり、谷あり・・・。

か~なり、ドロドロでした。




フレデリック・フランソワ・ショパン

1810年3月1日(2月22日(出生証明の日付)、1809年3月1日説もあり) - 1849年10月17日)は、ポーランドの前期ロマン派音楽を代表する作曲家である。当時のヨーロッパにおいてもピアニストとして、また作曲家として有名であった。その作曲のほとんどをピアノ独奏曲が占め、ピアノの詩人とも呼ばれるように、様々な形式、美しい旋律、半音階的和声法などによってピアノの表現様式を拡大し、ピアノ音楽の新しい地平を切り開いた。ノクターンやワルツなど、今日でも彼の作曲したピアノ曲はクラシック音楽ファン以外にもよく知られており、ピアノの演奏会において取り上げられることが最も多い作曲家の一人でもある。また、強いポーランドへの愛国心からフランスの作曲家としての側面が強調されることは少ないが、父の出身地で主要な活躍地であった同国の音楽史に占める重要性も無視できない。

1988年からポーランドで発行されていた5000ズウォティ紙幣に肖像が使用されていた。また、2010年にもショパンの肖像を使用した20ズウォティの記念紙幣が発行されている

(ウィキペディアより)














「別れの曲」は某ドラマで効果的に使われた曲だったので、てっきり恋人と別れてツライ・悲しい・・・という曲かと思えば、祖国ポーランドを想って描いた曲だとか。

外国に出ている時に祖国のポーランド・ワルシャワで武装蜂起が起きて戻れなくなり、なおかつ自身の健康状態も良くなかったのでショパンは一生、ポーランドに戻る事がでなかった。

「別れの曲」について、ショパンは「生涯でこれほど美しい旋律を書いたことはない」と言葉を残しています。







ショパンというと6歳年上の作家、ジョルジュ・サンドとの恋愛が有名です。

先に惚れたのはサンドの方で「あなたを熱愛する人がおります」と熱烈なラブレターを贈ったほど。

この時、ショパンには婚約者がいてサンドには見向きもしなかったけど、やがてその相手と破局してやっと恋仲に・・・。


しかし、ショパンは若き天才作曲家であり、男装の麗人として当時としては「進んでいる女」だった女流作家の恋愛に周囲は騒がしくなり、どこか人の目の届かない静かな場所で暮らしたい・・・と、旅に出たのはスペイン領の島・マヨルカ島だった・・・。


前回の記事で、宿泊したホテルの宿帳に書いた内容を書きましたが・・・。


住所・・・・・自然

出発地・・・神

目的地・・・天

職業・・・・・放浪

旅券の有効期限・・・永遠

旅券の発行者・・・・・世論


そんな事を書いたくらいだから、相当ロマンチックだったんだろうと思いきや・・・。

せっかく行った島はスペイン本土に内戦が起きたために島には避難民であふれ、ホテルは満杯。
ようやく見つけた部屋は不衛生でショパンの体調はますます悪化(もともと病弱なのに・・・)。

運悪く、雨季にあたってしまいショパンは胸の病を悪化させて死にかけ、島民からは「肺病病み」と白い目で見られる・・・。

やむなく、山中の古い修道院に移る時には大家からショパンの寝たベットは焼却処分にし、部屋の漆喰も塗り替えるからと、目玉の飛び出るような代金を請求される。

食料や日用品を手に入れようとすると足元を見られ、法外な値段をつけられ、文句を言おうものなら何も売ってもらえない。


そんな中、サンドはショパンのために山羊まで飼って毎日新鮮な山羊乳を飲ませ、八方尽くして偏食のショパンのために食料を手に入れてみずから調理・・・。


ショパンに出会う前は離婚した夫の後にたくさんの愛人をつくり、自由奔放に生きてきた女・・・。なんかイヤなオンナ~って思っていたけど・・・。

ええ人や、サンドはん・・・


・・・って、思っていたんですけどねぇ・・・。



そういう熱い日々はいつしか冷めるんですね


そんな二人の関係が悪かった頃にできたのが「子犬のワルツ」。









サンドが飼っていた犬が自分の尻尾にじゃれついてる様子を作曲したものだそうです。

曲だけを聴いているととても微笑ましいですが・・・。

そんな状況でアンタよくこんな曲書けるわね!そ~ゆ~とこがイヤなのよ!・・・ってサンドは思ったのでしょうかね・・・。





サンドには2人の子供がいて、最初はなついていた息子はやがてショパンに反発するように・・・。
幼い頃から弟ばかり可愛がっていた母に反発していた娘は、母と対立するたびにショパンを味方に引き込んで・・・。
そんな娘の様子や娘を可愛がるショパンに腹を立てて面白くない母はショパンとの関係も悪化、娘とは絶縁。


カワイイカワイイで甘やかされた息子はどうしようもない我がままな大人になり、遠縁の娘と結婚。
母はそんな嫁を娘を差し置いて愛情を注ぐ。

娘は母に反発し、評判の悪いろくでもない彫刻家とできちゃった結婚。
この夫は借金はあるは、暴力はふるうわでどうしようもなく、ついには義母のサンドにも手を上げる様に・・・。
それを見た息子は怒りピストルを持ちだして・・・。


ショパンとサンドの交際は約9年続いたけれど、破局後は病続きのショパンを見舞う事も、彼の葬儀に参列することもなかったそうです。

ショパンの最後を看取ったのはショパンの姉と数人の友人、そしてサンドの娘だった・・・。


遺品整理をしていたショパンの姉が見つけたものは、サンドの髪の毛と手紙・・・。
サンドと別れた後もショパンは大事にしていたのですね。



う~む・・・。


サンドと娘の間でショパンはだいぶ心を砕いたようでしたが、結局振り回されて亡くなっちゃったのね・・・






ピアニストが演奏時になぜ、悩ましい顔して弾いているんだろう?って思っていたけど、こんな一生を理解したうえで「うんうん、わかるよ~ 辛かったよね~ 寂しかったよね~」と語りかけているのでしょうかね・・・。



結局、サンドはショパンと別れてからもたくさんの恋人を作ったけど72年の生涯を閉じた時に看取ったのは、なんと、絶縁した娘でした。



また、祖国を想いながら亡くなったショパンの心臓は祖国ポーランドの教会に戻されました。




堅苦しいと思いがちなクラシックだけど、ひも解いてみれば意外なドラマが眠っているのですね・・・。










「なぜ、旅に出かけるのか?」


「旅することよりもむしろ、旅立つことが必要だ。

 紛らわさなければならない苦しみや、振り払わなければならない軛(くびき)がない人など

 我々の中にいるのだろうか」


(ジョルジュ・サンド「マヨルカの冬」より)
スポンサーサイト



theme : ピアノ
genre : 音楽

comment

管理者にだけメッセージを送る

No title

聞けば「あ~この曲ね、聞いたことある」とは思いますが作者はどんな人だったのだろう?とまではなかなか考えないかも^^;
そういう所を?と思って調べるラーダさんを見習いたいv-10
作者を知っていれば聞き方も変わるでしょうね~楽しいかも。

まおさま

>聞けば「あ~この曲ね、聞いたことある」とは思いますが作者はどんな人だったのだろう?とまではなかなか考えないかも

いやいや、前回にすでにショパンの事も曲の紹介もしてしまっているし「おいしいブログねた」ってのがないかな~って・・・v-356



>そういう所を?と思って調べるラーダさんを見習いたい


子供の頃、家には子供辞典がジャンル別にあって、その中にも人名図鑑があったからヒマな時に見てたのよ


昔はテレビとかゲームとか外遊び以外にあんまり娯楽もなかったし、暇な時にパラパラめくってたって感じv-87



>作者を知っていれば聞き方も変わるでしょうね~楽しいかも。

正直言うとクラシックじたい、そんなに興味がないんだけど、その人の歴史などを知ると人間らしさとか魅力を知ることができるね。

それで、単なるタイトルしか知らなかった曲もパズルみたいに当てはめてみると「だからこんな悲しげな曲なのか」とかわかって面白いというか・・・。


まぁ、それでもそこ止まりだねv-12

こんばんは

サンドとショパンのことは有名ですが

ここまでのは知りませんでした。

クラシックも、絵画と似た部分がありますね。

昇華する芸術、その中には
ドラマが、しかも男女のリアルな話があるのですねえ。

サンドという女性、すごいなあ。

もりんさま

>サンドとショパンのことは有名ですが

ここまでのは知りませんでした。

クラシックも、絵画と似た部分がありますね。



そうなんですよね~
ショパンに年上の情熱的な恋人がいた、とは知ってましたが、ここまでくるすごいですね

絵画や音楽は、その作品を見たり聞いたりはできるけど、その奥底に伝わるドラマを知ると余計に面白いのかもしれませんねv-342


>昇華する芸術、その中には
ドラマが、しかも男女のリアルな話があるのですねえ。

芸術はパッション(情熱)なくして生まれないものなんですかね~
良くも悪くも、心を突き動かすような強さが
作品を産むような気がします

淡々と生きていたら・・・それでも、人が驚くようなモノが書けるんですかね・・・

いやいや、誰もが「私が!私が!」ともがいている時代、意外とソフトなものが好まれたりして・・・v-22


>サンドという女性、すごいなあ。


まさに、恋に生きたオンナですね

娘には同性として、なんかちょっと嫉妬心とか感じていたのかな~
ショパンにまとわりついている姿にライバル心とか感じたり・・・

う~ん、わからないようで、わかる気もするけど、なんか・・・すごいですね
プロフィール

Radha Doona

Author:Radha Doona
2001年から旦那の仕事でイラン(テヘラン)へ赴任。その後、タイ(バンコク)へ異動になり、4年3ヵ月を過ごす。
2006年・8月、帰国。
趣味は音楽鑑賞(ワールドミュージック・クラシック・J-popなど)・読書・旅行・アクセサリー制作(アジアン・エスニック系)

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
フリーエリア
フリーエリア
カレンダー
03 | 2020/04 | 05
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
FC2カウンター
フリーエリア