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2015-08-08

名作サプリメント

夏休みと言えば、読書感想文の宿題がありますね~


今でこそ、私にとって本はなくてはならないものですが、子供の頃はたいして本好きではありませんでした。


でも、家の中にはたくさんの「名作全集」があったので、しつこく・しくこく、しかも、毎晩・毎晩同じお話を読んでくれと親にせがんだそうです。


たくさんの本があるのだから、毎晩違う本を読んでくれ!というタイプではなかったのですね。

親はさぞかし辟易したことでしょう・・・。





さて。


今、池袋で「世界名作劇場展」が開催されていて、かつてテレビで見ていたアニメの原画などが展示され、親子連れに人気だそうです。




ウチでもアニメ「世界名作劇場」を毎週楽しみにしていて、家族全員で見ていました。

今どきの物語のアニメもいいけど、昔から伝わる名作を知るのは子供にとっても親にとっても良い教えになると思います。



印象に残っているのは「小公女セーラ」「赤毛のアン」「あしながおじさん」「南の島のフローネ」かな~

皆さんはいかがですか?







世界名作劇場では、外国が舞台ですが、アニメ化するにあたって約1年間の現地視察をしたそうです。

まだまだ海外旅行が一般的ではなかった時代に「子供たちにまだ見ぬ外国のリアルな風景を見せたい」という思いがあったそうですよ~





さて、アニメの世界名作劇場も良いですが、読み物ならイソップ寓話もいかがでしょう?


大人になって読んでみると、子供の頃にはわからなかった物語の意味が心に染みます・・・。



『イソップ寓話』(イソップぐうわ、古希: Αισώπου Μύθοι)は、アイソーポス(イソップ)が作ったとされる寓話を集めたとされる寓話集。特に動物、生活雑貨(例えば、瀬戸物と金物など)、自然現象(太陽と風)、様々な人々(旅人など)を主人公にしたものが有名で、イソップ物語・イソップ童話等と呼ばれることもある。

ヘロドトスの『歴史』によると、紀元前6世紀にアイソーポスという奴隷がいて寓話を使いその名声をえたとされている。現在のイソップ寓話集と呼ばれるものには、アイソーポスのものだけではなく、それ以前から伝承されてきた古代メソポタミアのもの、後世の寓話、アイソーポスの出身地とされる(小アジア)の民話を基にしたものも含まれている。考古学的には、彼の歴史的な存在を確認するものはなく、ホメロスと同じような過程で、ギリシャにおいて、いつの頃からか、この名が多くの寓話を語る者たちや寓話そのものの総称となっていったと考えられている。

(ウィキペディアより)



240px-The_Ant_and_the_Grasshopper_-_Project_Gutenberg_etext_19994.jpg
(ウィキペディアより)




なぜに、動物を登場人物に仕立てたのか?


当時(紀元前600年ごろ)、ギリシャの国を牛耳っていた独裁者の圧政の中では言論の自由が許されなかったので、イソップなる人物が“政治や社会情勢の風刺を動物に例えて主張した”ではないか、と言われています。




確かに、読んでみると人間に当てはめても言えるような、ちょっと皮肉なお話が多いです。



例えば「犬と肉」というお話では・・・。





ある犬が、肉屋さんがうっかり落とした一切れの肉をすかさず拾って口にくわえ、喜び勇んで飛び出して来ました。
犬が肉をくわえたまま橋を渡っていると・・・。


ふと下の川を覗き見ると、見知らぬ犬が肉をくわえてこちらを見ていました。

しかも、その犬はずいぶんと大きな肉をくわえています。


「俺の肉よりも大きくて旨そうな肉をくわえてやがる。あの肉も食いてぇ!・・・よし、吠えて脅かしてアイツの肉も奪ってやる!」



犬はその肉が欲しくなり、川の中の犬を脅すために吠えました。


しかし、その途端、くわえていた肉は川の中に落っこちてしまいました。

そうです。

川の中にいた犬は、水にうつっていた自分の姿だったのです。







欲張ると、元も子も無くす・・・という、教訓なのでしょうね。

あるいは「隣の芝生は青く見える」とか。









他には「キツネと鶴のご馳走」というお話を・・・。


ある日、意地悪好きのキツネが鶴に「ご馳走するからいらっしゃい」と家に招待しました。


喜んでやって来た鶴に、キツネはわざと平たい皿に入れたスープを差し出しました。

鶴はクチバシが長いため飲めません。

その様子を見ながらキツネはおいしそうにスープを飲みました。

しばらくして、鶴はキツネに「先日はご馳走をありがとう、今度は私がご馳走するからいらっしゃい」と言って、家に招きました。

喜んで来たキツネに鶴は細長い口の壷に入れた肉を差し出しました。

キツネはクチバシがないので、そのおいしそうな肉を食べられませんでした。

その様子を見ながら鶴はおいしそうにクチバシで中の肉をつまんで食べました。



目には目を、歯には歯を・・・。
嫌味には嫌味を・・・?

他人を傷つけたら、それはいつか自分も同じように返ってきます。

なんか、現代の人間関係でもありそうな話ですね~




このお話の主人公がもしも、人間だったら「はぁ?この話を書いたのは誰だ?バカにしてるのか!」って問い詰められそうだけど・・・。

動物が主人公なら「やだな~、これは作り話ですよぉ」と逃げる事ができる・・・。


オメデタイ人は「そっか~!」で済ましてしまう・・・。



ああ・・・。


私、けっこうイソップタイプかも・・・。


顔では笑って、心の中では墨を吐いてるぜ!


なんつって!





読書感想文。


興味のない話を無理やり読ませるよりもイソップ寓話とかの方が数倍、ためになると思うんだけどな~














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genre : 本・雑誌

comment

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No title

友達に元教師や本好きが多かったせいで、付き合いでPTAの子供の本クラブに入っていました。
そこで随分子供の本の事を勉強しました。
もう10年以上前の話ですが、名作と呼ばれるお話は子供にとっては教訓めいてあまり良くないと言われていました。
で、新しい絵本や児童書を選んでいました。
でもラーダさんの記事に出てるお話は私自身が子供の頃に読んでいろいろ感じたお話ばかり。。。
私の子供たちはきっと全部は知らないと思う。
当たり前の昔話は子供の頃に読んでおいた方がいいですね。

シュムックさま

>付き合いでPTAの子供の本クラブに入っていました。
そこで随分子供の本の事を勉強しました。


これは、子供に絵本の読み聞かせをするクラブですか?

図書館とか子供会でもありましたね~
紙芝居の読み聞かせとか・・・v-22


>もう10年以上前の話ですが、名作と呼ばれるお話は子供にとっては教訓めいてあまり良くないと言われていました。


そうなんですか!
いや~・・・。名作は大人になってから読まないし、良い教えになると思うんですけどね~v-12

ん~、でも、そういう時代があるのかも。
今で言う尾木ママみたいな専門家とかいろいろな事言うし・・・


>で、新しい絵本や児童書を選んでいました。


その頃はどんな本だったのですか?
私はこないだ本屋の児童書コーナーに行って子供の頃に好きだった本を探してみました。

「こまったさん」シリーズで、今は「まいったさん」だったか「しまったさん」だったか忘れたけどシリーズ化されてました。

で、今さらながらに発見が!
初めて「本って面白い!」って思って夢中で読んだ本の作者が一緒でした。

寺村輝夫さんという方で「こまったさん」シリーズもそうでした・・・

大人になって読んでも面白かったですv-218

あと「かこさとし」さんですね~



>でもラーダさんの記事に出てるお話は私自身が子供の頃に読んでいろいろ感じたお話ばかり。。。


子供の頃にこういうお話をたくさん読んでもらっていて、特に覚えていた話です。

他にも今読んでみても「この話、知ってる!」って懐かしいものばかりでした



>当たり前の昔話は子供の頃に読んでおいた方がいいですね。


感じ方は年代によって違うだろうけど、有名なお話は知っておくといいかもしれませんね

イソップ童話は短いお話なので、トイレとかお風呂とかで読んでもいいかも・・・
プロフィール

Radha Doona

Author:Radha Doona
2001年から旦那の仕事でイラン(テヘラン)へ赴任。その後、タイ(バンコク)へ異動になり、4年3ヵ月を過ごす。
2006年・8月、帰国。
趣味は音楽鑑賞(ワールドミュージック・クラシック・J-popなど)・読書・旅行・アクセサリー制作(アジアン・エスニック系)

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