2017-04-11

壺にお願い♪

以前、新幹線の車内誌の通販で見かけて「面白いな~」と思っていたグッズが、また別の雑誌でも紹介されていました。



・・・そんなに、需要はあるのの?







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(写真はお借りしました






叫びの壺 ドリーム株式会社







ドリーム 叫びの壺

どうにも気持ちが収まらない!!大声出してストレス発散!! どんな「大声」も、小さな「ささやき声」に!! あなたの『ストレス』をゴクンと飲み干す不思議な壷が誕生。たまったイライラ、モヤモヤ、誰にも言えない秘密ごと…、叫びたい衝動を壷に向かって吐き出すだけで、たまった心もスッキリ。大きな声がささやきに変わるので、場所を選ばす『ストレス』を存分に吐き出せます。カラオケ練習や声の発声練習にも。

(Amazonの商品説明より)



ゴム製っぽいので、壺というよりは水枕の入れ物みたい・・・。





昔ばなしでもありましたよね~
「王様の耳はロバの耳」。


改めて読んでみると、こんな深い話だったのか~と驚き


よく知っているような話でも、大人になって読むとまた感じ方が違いますね





「王様の耳はロバの耳」


昔々ある国にとても帽子の好きな王様がいて、その王様は夏でも冬でも、耳まですっぽり隠れる大きな帽子をかぶっていたのです。

どんな時でも帽子を脱ごうとしない王様が、髪を切る時はどうするかとういうと、いつも床屋さんをお城に呼んで、散髪してもらっていたのです。

けれど、不思議なことに、お城へ行った床屋さんは誰一人帰ってこず、町の床屋さんはだんだんと少なくなっていきました。



「この国の床屋も、とうとう僕とおじさんの二人だけになってしまった。次にお城に呼ばれるのは僕なんだろうな。嫌だな。怖いな。」




若い床屋さんはいつもびくびくと震えていましたが、とうとう若い床屋さんにおよびがかかったのです。

床屋さんが怯えながらお城に行くと、王様が大きな鏡の前に座って待っています。

早速髪を切ろうと、床屋さんは王様の帽子を取ってみると、そこにはロバのように大きな耳がたれているではありませんか。




その姿があまりもおかしくて、床屋さんは笑ってしまいそうになりましたが、

「ここで笑ったら、きっと殺されちゃう」

そう思った床屋さんはじっと堪えて、どうにか笑わずに髪を切り終えると、王様は床屋さんに、「私の耳は長すぎると思うか」と尋ねたのです。


床屋さんは恐ろしくて、「いや、普通だと思います」


「そうか、ならいい。しかし、耳のことを誰かに話したら、命はないと思え」

「はい、絶対に誰にも喋りません」




それから、床屋さんはたくさんご褒美をもらって、街に帰ってきました。

町の人たちは、城から戻ってきた床屋さんに、王様の帽子をかぶっている理由を興味津々で尋ねましたが、床屋さんは 「王様がただ帽子が好きだけなんだよ」とはぐらかしていましたが、そんな風に嘘を付き続けるうちに、お腹がどんどん膨れてきて苦しくなってきました。


医者にみせると、

「おお、これは言いたいことを我慢過ぎてお腹膨れる病気だ。このまま放っておくと死んでしまうぞ。誰かに話すか、せめて穴を掘って、その中に叫びなさい。」


そう言われたので、床屋さんは早速、大きな穴を掘り、穴に向かって「王様の耳はロバ耳。王様の耳はロバ耳。王様の耳はロバ耳」 そう叫ぶと、気持ちがすっきりしました。



床屋さんはすっきりした気持ちで穴を埋めると、家に帰りました。

そのとき穴の中に木の種が一つ転がり落ちてきました。木はやがて大きくなり、たくさんの枝を付けました。



ある日、笛の好きな羊飼いがその木のそばを通りかかり、枝を折って、笛を作り、早速吹いてみると、不思議なことに、笛から「王様の耳はロバ耳」と聞こえて来るではありませんか。



変な笛だなと思った羊飼いは、みんなにその笛の音を聞かせてあげたので、王様の秘密は皆に知られてしまったのです。

その噂を聞いた王様は、かんかんに怒って、床屋さんと羊飼いを呼びつけ、


「誰かに喋ったら命はないと言ったはずだか」

「僕、僕は誰にも喋っていません、本当です。だた、穴を掘って叫んだだけなんです。」

「俺は、そこから生えた木で、笛を作っただけさ」

王様がその笛を吹いてみると、笛は「王様の耳はロバの耳」と本当に聞こえてきました。

王様は溜息をつき、「噂はもう広がっている。これ以上隠すのは不可能だな。まま、いい、隠す必要がなくなって、むしろ、楽になったよ。お前たちのおかげだな」

そう言って、床屋さんと羊飼いにたくさんの褒美を取らせました。

(昔話童話童謡王国より)




今は穴を掘って叫ばなくても便利な壺があるのですねぇ・・・


皆さんは、欲しいですか?


そっと心の叫びを受け入れてくれる壺






そういう便利な壺はないけど、意外と家にたくさん持ってました


背高壺

イランの背高壺





壺

イランの遺跡「プレセポリス」のレリーフが彫られてます。






壺

リサイクルショップで買った、壺風の花瓶





オウム

お土産で貰ったヨルダンの素焼きの壺
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comment

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No title

あらためて読ませてもらいました。

こんな話だったのですねえー
もう、すっかり忘れていました。

でも面白いですね。

この壺、何かの景品にいいなあ。
シャレのわかる新婚カップルに贈るのも
アリかも。

ラーダさん、素敵な壺、いろいろコレクションしていますね。
壺って、なにか不思議な力が
あるような気がします。

もりんさま

>こんな話だったのですねえー
もう、すっかり忘れていました。


私も勘違いしてましたね~
床屋が「王様の耳ってロバみたい!」ってのを発見して、それを自分一人では隠し通せなくなって思わず穴を掘って自分の想いをぶちまけたのかと思ってました・・・。

でも、その自分の本音をぶちまける前にいろんな葛藤があったのですねぇ・・・。

子供の頃はいろんな部分が抜け落ち、ただ、本音が風に乗ってばら撒かれ、それこそ「風の噂」的に他の人に広まったのだと思ってました。

だから「誰も見てないと思って穴に本音を叫んでも、穴には蓋ができないし、どこかで誰かが見ているかもしれないのだから、気をつけなければならない」みたいな話だと思っていましたv-12

今のようなネット社会だと「ちょっとした、つ・ぶ・や・き♪」な事もどんどん、自分も知らないうちに話が大きくなって収拾がつかなくなるのかな~・・・v-356


そう考えると、原始的だけど、その場でスッキリできる「叫ぶ壺」はアリかも・・・。


>この壺、何かの景品にいいなあ。
シャレのわかる新婚カップルに贈るのも
アリかも。


ふふふ・・・。よく見れば、「鬼嫁にも」って書いてますもんね・・・。

どこかでこっそり、押入れにこもって鬱憤を「叫びの壺」に向かって叫んでいるダンナ様もいたりして~v-282



>ラーダさん、素敵な壺、いろいろコレクションしていますね。
壺って、なにか不思議な力が あるような気がします。


自分も改めて見てこんなにも壺を持っていたのか!と驚きます。

イランには戦地に向かった旦那さまを想って流す涙を溜める「涙壺」というものがあります。それは、戦地から戻ってきた旦那さまに「これだけ、私の想いが溜まりました」と見せるための壺なんですが・・・。

ただ、イランという土地はめっちゃ乾燥地帯なので、せっかく溜めた涙も乾燥して蒸発ちゃうかも・・・。

ちなみに、家の中に干した濡れたタオルもバリッバリに折り目きっちり乾きます♪

でも、古代の人々にとっては「壺」とは現代人には思いもつかない身近な存在だったのかもしませんねv-353

No title

こんばんわ~

改めて読ませていただきましたよ~~
そおか こんなお話しだったか。。
「裸の王様」とちょっと混乱してましたわ。。

壺と言えば。。
アヤシイ団体に買わされる高額な壺とか(笑)
ガンダムに出てくる「マ・クべの壺」か~~
でも確かに もりんさんの言われるように。。
なにか不思議なチカラがあるように思いますね。。
だからアヤシイ団体から高額で買っちゃったりするんでしょうね。。

ウチには壺っぽいのはないな。。。
花瓶も壺なカタチのはない。。
ちっさ~~いのはあるかもだけど。。。

でもこの「叫びの壺」。。
一人でこれに叫ぶ自分がなんだか。。
ちょっと虚しいような。。。(笑)

インコのピアスは持ってる~~
あたしはバリ島で買いましたよ~~
壺はないけど~~

まうさま

>改めて読ませていただきましたよ~~


私も改めて読んでところどころ勘違いしてましたv-12

床屋が言いたい事を言えず我慢しすぎてお腹が膨らむ・・・というのも忘れてました~v-356



>壺と言えば。。
アヤシイ団体に買わされる高額な壺とか(笑)
ガンダムに出てくる「マ・クべの壺」か~~


壺って土器の時代からある、大事な生活用品だっただろうに、いったいいつの時代から「いわくありげ」なイメージができたんでしょ

なんか、秘密の媚薬とか入れてそう・・・ふふふv-37



>ウチには壺っぽいのはないな。。。
花瓶も壺なカタチのはない。。
ちっさ~~いのはあるかもだけど。。。


別に好んで買うワケでもないんですけどね~、なぜか集まってくる壺たちよ・・・



>でもこの「叫びの壺」。。
一人でこれに叫ぶ自分がなんだか。。
ちょっと虚しいような。。。(笑)


ははは・・・
せっかくならもうちょっと秘密めいたデザインにすればいいのに・・・。

ドラえもんのポケットにないのかな~
もっと性能のいい叫ぶ壺


>インコのピアスは持ってる~~
あたしはバリ島で買いましたよ~~

インコのパーツに穴をあけてネジを差し込んでイヤリングとピアスを作ったんですよ~

そうか、バリ島のインコなのか・・・v-521

No title

こんにちは、ラーダさん
囁きにかわっても声が漏れるのですね
う~ん、それではね
言葉を変換してくれたら良いのにね

「王様の耳はロバの耳」
穴に声を埋めても、葦だったかな声が
茎を通って出てくるのだと思っていました
最後の部分、うわさが広まってからの王様は
どうしたのか、まったく記憶にありませんでした

イランの背高壺に秘密の話をしゃべってみたら
蓋を開けたら話が出てきそうですね

壺と言えば「かわいい魔女ジニー」ってテレビ番組がありましたね

ヨッシィーさま

>囁きにかわっても声が漏れるのですね
う~ん、それではね
言葉を変換してくれたら良いのにね


ホントですね~
自分の言って欲しい事を言ってくれるとか、ネガティブな叫びをポジティブ変換してくれるとか、合いの手を入れてくれるとか?v-22



>最後の部分、うわさが広まってからの王様は どうしたのか、まったく記憶にありませんでした


私も全然記憶がありませんでした。穴彫ってロバの耳~で止まってましたv-418

改めて読んでみてびっくりぽん



>イランの背高壺に秘密の話をしゃべってみたら 蓋を開けたら話が出てきそうですね


いいですね~
毎晩毎晩、違うおとぎ話が聞けるとか・・・。
って、なんかそんな物語もありましたね・・・アラビアンナイトもその一つだったっけな?v-354


>壺と言えば「かわいい魔女ジニー」ってテレビ番組がありましたね

改めて写真を見るとけっこう露出の高い服ですね~
アラビアン風な美女・・・
やはり、壺って何か空想を引き出すものなんですかね・・・

骨董の古い梅干しを漬けた壺だったら、毎晩落語の小話が聞けたりしてv-414
プロフィール

Radha Doona

Author:Radha Doona
2001年から旦那の仕事でイラン(テヘラン)へ赴任。その後、タイ(バンコク)へ異動になり、4年3ヵ月を過ごす。
2006年・8月、帰国。
趣味は音楽・映画鑑賞・読書。エスニック音楽が好き。
現在はイベント等で手作りアクセサリーを販売している。

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