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2018-04-12

飾りじゃないのよ、ジュエリーは

仏像やら宗教やらはまったく詳しくなく、特に興味があるわけでもないのですが・・・。

タイ時代に遺跡を見に行ったり、帰国後もダンナの御朱印めぐりなどで仏像を見ると気になることがありました。


それは、お顔の表情やたたずまい以外に「身につけているオリエンタルな装飾品」。


しかも、装飾品をつけている仏像もあれば、つけていないものもある・・・。

これはいったい、ナゼだろう?とも思っていました。




そんな時、偶然図書館でこの本を見つけたのです。


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阿修羅のジュエリー

まねしてみたい!アシュラのファッション。

だれもがよく知っている国宝「阿修羅像」――しかし「顔」と「ポーズ」にばかり気を取られ、「飾り」を見逃していませんか?
仏像から聖母マリア、ルネサンスの貴婦人、近代名画のサロメ、シュリーマン発見の財宝など、東西の聖なるフィギュアを飾った、
ジュエリーから携帯ストラップまでを、豊富なカラー図版や楽しいイラストとともに、読み解きます。

内容(「BOOK」データベースより)

金色のネックレスに花柄の巻きスカート―よく見れば、阿修羅像は、こんなにおしゃれで、かっこいい。仏像から西洋絵画まで、ジュエリーから携帯ストラップまで、「装飾」から読み解く、常識をくつがえす魂の文明史。

(Amazonの商品説明より)



まず、阿修羅像は何か・・・というと

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阿修羅像

梵語(ぼんご)(古代インド語)のアスラ(Asura)の音写で「生命(asu)を与える(ra)者」とされ、また「非(a)天(sura)」にも解釈され、まったく性格の異なる神になります。ペルシャなどでは大地にめぐみを与える太陽神として信仰されてきましたが、インドでは熱さを招き大地を干上がらせる太陽神として、常にインドラ(帝釈天)と戦う悪の戦闘神になります。仏教に取り入れられてからは、釈迦を守護する神と説かれるようになります。

 像は三面六臂(さんめんろっぴ)、上半身裸で条帛(じょうはく)と天衣(てんね)をかけ、胸飾りと臂釧(ひせん)や腕釧(わんせん)をつけ、裳(も)をまとい、板金剛(いたこんごう)をはいています。

(興福寺のHPより)



阿修羅とは、インドの古い言葉で「アシュラ」や「アスラ」と呼ばれていたものが中国に伝わり、漢字の発音に移されて「阿修羅」となったそうです。


インド神話では、最高の神と戦う悪神とされましたが、のちに仏教では釈迦の教え諭しを聞き、仏教の守りてとなった代表的な8人グループ「八部衆」に入って崇められてきました。


{八部衆} 
インドの悪鬼が改心し、釈迦の家来に。古代インドの悪神・鬼が釈迦に教化されて仏教に帰依し、仏法を護る善神となること。







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阿修羅像は6本の腕があり、その腕すべてに、首に頭に足元に・・・と「これでもか!」というほど装飾品をつけています。


また、身なりも華やかです。

装飾品は、胸飾(ネックレス)・臂釧(腕輪:ブレスレット)・腕釧(手首にはめるブレスレット)・板金剛(サンダル)・裙(スカート)などなど・・・








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しかし、こういった装身具を身に着ける仏像は阿修羅像に限らず、奈良時代の仏像に多くみられるそうです。







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仏の世界は4つの階層に分かれているそうです。

●如来:悟りに至った者

●菩薩:悟りを開く前の修行中の身

●明王:如来の化身

●天:もともとインドの鬼や悪神だった者(阿修羅もこの地位)



如来は悟りの境地に達した者なので、何の装身具もつけていませんが、菩薩像は、悟りに達する前の修行している釈迦がモデルとなっています。

出家以前の釈迦はインドの王族なので華やかでゴージャスな貴族の格好をしています。



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う~ん、悟りの境地まで行くと身を飾るものなど必要がなくなるのでしょうか       



エキゾチック・インディア
  


ちょこっと調べてみたけど、奥が深すぎて薄っぺらい記事になってしまいました



いろいろと詳しく書かれているので、興味のある方はどうぞ・・・↓

仏像のかたち




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せっかく図書館に行ったので、他にも本を借りました。





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芸術は自然の模倣にしかすぎないことがよく分かる、
スーパー・ヴィジュアル・ブック!

「石の科学」から「石の美学」へ。
小社刊『不思議で美しい石の図鑑』の著者にして世界的瑪瑙コレクターが
新たに撮り下ろした瑪瑙など、美しい石の断面写真で編んだ、
ミクロな世界に展開する、ネイチャー・ミュージアム。

石の中に隠されていた草花、抽象画、寺院や塔など、
<悠久の時>という筆が描いた無限の色彩と模様が繰り広げるアートの世界。
硬い殻の中に秘められていためくるめく造形美が、いま、白日の下にあらわれ出でる! !

(Amazonより)



「芸術は自然の模倣にしかすぎないことがよく分かる」

この本を見ると納得です。


宝石とは美しいってだけでなく、富の象徴だとか見栄だとか自分の欲を満たす存在みたいな気がするけど、やっぱり単純に「うわ~!何これ?めっちゃ綺麗!」という純粋に感動します。




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マラカイト(孔雀石)の模様

マラカイトは洞察力を高めるとか、持ち主の危険を察知して身を守って割れるお守りの石・・・とか言われますが、この深い緑の大きな目玉模様がそういう印象を抱かせるのでしょうかね~





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ウェーブ・ドロマイト(岩灰石)

石炭石が変質したもの。「砂漠の嵐の石」という別名も・・・。






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レース・アゲート(めのう)





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ジャスパー




パワーストーンという言葉がありますが、自然にできた説明のつかない美しい模様や色、輝きなどに古代の人は神秘を感じたのではないですかね~

「説明できない神秘的な美しさ」を生み出せるのはきっと、神様のお力に違いない・・みたいな?

数々の神話、例えば日食とか月食とかって現代ではそのメカニズムを説明できるけど、説明できない時代はただただ恐ろしく、不思議な現象でやはり「神の・・・」とかいう発想になったのかな?

ギリシャ神話とかも、まともに読むと「どうやったらそういう思考になるわけ?展開、おかしくね?」とか思いますけどね~




 パワーストーン

パワーストーンとは、宝石(貴石・半貴石)の中でもある種の特殊な力が宿っていると考えられている石のこと。その石を身に付けるなどしていると良い結果がもたらされると愛好家などから信じられている。

科学的合理主義の立場からは、そのような力が存在することは証明されていないため、疑似科学かオカルトのようなもの、または個人的な意思で信仰するお守りと同じレベルとして考えられている。

「パワーストーン」という言葉は、和製英語である。 英語圏では、鉱物結晶を意味する"Crystal"や、宝石を意味する"Gemstone"という表現が用いられるが、日本ではこれらに属する一部の石などが「パワーストーン」と呼ばれる。

(ウィキペディアより)












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theme : ハンドメイドの作品たち
genre : 趣味・実用

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No title

歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索すればヒットし、小一時間で読めます。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。その1からラストまで無料です。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない人が多いですね。重複、既読ならご免なさい。お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。物語に観光地が絡むと興味が倍増します。気が向いたらお読み下さいませ。平城京遷都を主導した聖武天皇の外祖父が登場します。(奈良のはじまりの歴史は面白いです。日本史の要ですね。)

omachiさま

>歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか


なるほど、そういうものがあるのですねv-21


>物語に観光地が絡むと興味が倍増します

うちはいろんな場所によく旅行をするので、行ったことのある場所や興味のある観光地が登場したら面白いかもしれませんね!(^^)!

No title

こんにちは、ラーダさん
姉が石集めをしています
ヨッシィーには何がいいのか分かりません
姉は水晶とか昔から好きでしたね
パワーストーンのお店やネットで販売などあり
今は手に入れやすくなりましたね
名前は知らないのですが割ったら断面が花のような石
自然のままで、花のデザインは不思議ですね
石を交換して手に入れたと言ってました

No title

仏像に関して、知識はありませんが
ジュエリーにスポットを当てるというのは
興味深いですねえ。

阿修羅のジュエリー
面白そうですね。

今度はそういう視点で仏像をみようと思いました。

ラーダさん、素敵なアクセサリーをお持ちですね。

最近、ジュエリー、アクセサリーというものを
身につけるとパワーが出るような気がしてなりません。

それが仏像なんどのアクセサリーの意味にも
繋がるのかしら。

ヨッシィーさま

>姉は水晶とか昔から好きでしたね
パワーストーンのお店やネットで販売などあり今は手に入れやすくなりましたね


今はそういうお店が多いですね~
私は20代はじめごろにパワーストーンというものを雑誌で知りました。

タイの中華街でそういう店が多くあったので本でいろいろ調べたりしましたv-257


>名前は知らないのですが割ったら断面が花のような石
自然のままで、花のデザインは不思議ですね


何ていう名前の石なんでしょうね~
石の性質がそういう花のような結晶になったりするのでしょうね

私も「菊花石」という、菊の花のような模様が石の表面に出ているものを持っています。

パワーうんぬん・・・はよくわからないけど、集めたくなる気持ちはわかりますv-218

もりんさま

>仏像に関して、知識はありませんが
ジュエリーにスポットを当てるというのは
興味深いですねえ。


他の仏像もアクセサリーを身につけているけど、なかなかじっくり見られないですもんね~


>今度はそういう視点で仏像をみようと思いました。

そうですね
私はそういうところばかり目がいくかも・・・v-356


>ラーダさん、素敵なアクセサリーをお持ちですね。

これは夏に出展するイベント用の作品です。ペンダントトップはアジアン雑貨のお店で買ったピアスを使っていますv-418


>最近、ジュエリー、アクセサリーというものを身につけるとパワーが出るような気がしてなりません。


「パワーストーンの効能」で検索すると一覧表などが出てきますよ。

初めて石を持つなら水晶が良いそうですよ~

あと、対人関係のストレスにはシトリン(黄色水晶)とか。ちなみに、シトリンは金運・貯蓄運も上げるとかv-352

瑪瑙(めのう・アゲート)も困難を切り抜けたいときに良いそうです。また視力や聴力の回復にもおすすめだとか・・・。

ターコイズは人前で話すとき、勇気が欲しい時に良いそうですv-398

本屋の占いコーナーにあるので、時間のある時に立ち読みしてみては?


>それが仏像なんどのアクセサリーの意味にも繋がるのかしら。

実際に本物の宝石を身に着けている仏像はそう多くないそうです。

アクセサリーや石の効果はどうかわかりませんが人体にはチャクラという、エネルギーが流れる部分が体に7か所あるそうです。

その体の部位によって対応する石がそれぞれあるようですね~

あと、指や腕にもあるそうなので、まぁ、そういう効果も狙って・・・みたいな感じ?アーユルヴェーダ的な?

単なる装飾として身に着けていたわけではないんでしょうね・・・たぶん

No title

こんにちは~

ホントですね!この世には神秘的な美しさを感じるものが多くありますね。
オリエンタル装飾品数々もですが、
私は孔雀などの鳥の羽にも同じように神秘的なものを感じて素晴らしいと思っています。

今は人工的になんでも作れる時代ですが、
自然の美に勝るものはありませんね。
阿修羅像を見ても確かに装飾品を。。。
エジプト時代のクレオパトラもその装飾品で美しさを誇り。。。
いつの世も美に関しては変わらずに称えられることでしょう。

ノアマルさま

>私は孔雀などの鳥の羽にも同じように神秘的なものを感じて素晴らしいと思っています。


鳥の羽根の美しさはため息ものですね~
まったく考えもつかない斬新な色の取り合わせだったりしますもんねv-352

しかも、雌よりも雄の羽根の方が美しいとは・・・。

そんなに美しくても選ぶのは雌なんですよね~ぇ
ただい美しいだけでなく、美声でなきゃダメだし、ダンスも踊れないといけないし・・・?
鳥の世界も大変だなv-12


>今は人工的になんでも作れる時代ですが、自然の美に勝るものはありませんね。

自然の美しさは心の底から感動します。美しいものを美しい、と思える健康的な素直さを失いたくないですv-34


>エジプト時代のクレオパトラもその装飾品で美しさを誇り。。。
いつの世も美に関しては変わらずに称えられることでしょう。


エジプト時代の装飾品もすごいですねぇ

調べてみると美しさだけでなく、石の神秘や効能を信じて装飾に使っているようです。

ラピスラズリやトルコ石やカーネリアンなど確かに見てみるとあちこちに使われていますね

クレオパトラは実はたいして美人じゃなかった・・・とか言われますが、自分で演出する美しさのセンスもあったのでしょうねv-254
プロフィール

Radha Doona

Author:Radha Doona
2001年から旦那の仕事でイラン(テヘラン)へ赴任。その後、タイ(バンコク)へ異動になり、4年3ヵ月を過ごす。
2006年・8月、帰国。
趣味は音楽・映画鑑賞・読書。エスニック音楽が好き。
現在はイベント等で手作りアクセサリーを販売している。

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